NEW EQuipment 2021
NEILPRYDE / SPEEDSTER 6.7㎡
Designed by Robert Stroj（ロバート・ストロージ）
Comment by Yuji Wakimoto（JPN-46）
世界最速ウインドサーファー、アントワン・アルボーが駆るセイルと
同じ技術を採用、常識破りのノーカム・フリーレースセイル
▼ 試乗報告 ｜脇 元 祐 二（JPN-46）
Q このセイルの推薦理由を。
脇元 この『スピードスター』は、世界スピード記録ホルダーであるアントワン・アルボーを筆頭に、ニールプライドのトップレーサーたちが使用する世界最速セイル『RS:Racing EVOシリーズ』の最新エクノロジーを受け継いだノーカム・フリーレースセイルです。ノーカムとは思えないほどに速く、風域が広いのが特徴で、6.7㎡は多くのウインドサーファーに使いやすいサイズです。
Q 旧モデルと比べて、新しくなった部分はどこですか。
脇元 大きな変更点は、トップからボトムまで、ラフパネルに継ぎ目のない１枚パネルを採用したこと。EVOシリーズと同じ工法で、強度を高めながらセイル全体のテンションを安定させ、トータルレスポンスを飛躍的に向上させています。ドラフトの安定性も高まり、スピード変換効率も上がっています。またカム付きセイルのようにフットのドラフトが深く、リーチの開閉もまるでレーシングセイルそのもの。ドラッグのない（抵抗の少ない）セイルに仕上がっています。
Q プレーニング性、スピード性について、このセイルの特徴を。
脇元 ノーカムセイルの軽さ、セイルアップやウォータースタートのしやすさがありながら、カム付きセイルのようなスポーティーな走りができるのが特徴です。実際、強風用セイルをカム付きセイルからこのセイルに変えてレースに参加しているレーサーも多くいます。また大きいセイルをこのモデルにして、その軽さを享受しておられる方も。
Q ターン性、ジャイブ性、操作性などについて、このセイルの特徴は。
脇元 このセイルには、ブームよりもバテンを長くした『ダイナミック・コンパクトクリュー』が採用されています。ブーム長を短くしてブームの撓みを減らし、飛び出たバテンでオートマチックにリーチをコントロールするシステムです。これによりカム付きセイルのように深いフット部をキープすることが可能になり、ローエンドパワーを生み出しながら、セイル全体のバランスも保てるようになったわけです。
その結果、走り出しが良く、風がガスティでも良く走り、トップスピードも伸びるセイルになっています。実際に乗ってみて驚くのは、セイルが全くブレないこと。プレーニング中はもちろん、ジャイブ中も。だからボードコントロールに集中できます。当然ジャイブの成功率も上がりますよ。
Q このセイルが乗り手の上達をサポートする部分はありますか。
脇元 乗れば、スピードが上がります。プレーニング風域も広がります。カム付きセイルを使っている方なら「軽さ」を、フリーライドセイルを使っている方なら「速さ」を実感できます。
Q 最後にひと押し「PR」コメントを。
脇元 F1の技術が市販車に採用されるように、あのアントワン・アルボーが駆る世界最速セイルのテクノロジーがこのセイルに採用されています。軽快なスピードを手軽に楽しみたい方は是非使ってみてください。
※本記事は『Windsurfing Magazine Vol.9（2021年4月28日発売号）』より抜粋、ウェブ用に再編集したものです。
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▶︎〈EQ 2021_08 / FANATIC / GECKO LTD 122ℓ〉
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▶︎〈EQ 2021_04 / JP AUSTRALIA / FREEFOIL LXT 115ℓ〉
▶︎〈EQ 2021_03 / LOFT SAILS / OXYGEN 7.0㎡〉
▶︎〈EQ 2021_02 / RRD_POCKET ROCKET 180-E-TECH Y26_120ℓ〉
▶︎〈EQ 2021_01 / SEVERNE SAILS_GATOR_6.5㎡〉
