NEW EQuipment 2021
RRD / POCKET ROCKET 180-E-TECH Y26_120ℓ
Designed by Roberto Ricci(ロベルト・リッチー)
Comment by Masanori Hada(オンズ西日本営業担当)
コンパクトだからこそ乗りやすい、ウインド、ウイング、
SUPで高性能を発揮する、マルチフォイルボード
▼ 試乗報告 |羽 田 雅 典(オンズ西日本営業担当)
Q このボードの推薦理由を。
羽田 ウインド/ウイング/SUPと、マルチに使えるフォイル専用ボードです。どのジャンルでも平均以上の性能を引き出せるので、ビギナー用のハイブリッドというのではなく、上級者まで十分に全てのジャンルのフォイルを楽しめます。
Q このボードに乗ってみて、最初に何を感じましたか。
羽田 旧モデルよりもウイングフォイル、SUPフォイルを意識したデザインになり、浮き出しが早く安定飛行をキープしやすい。ウネリに乗せた走りも容易になりました。レース系のフォイルボードに比べて、ガッチリとセイルを引き込んでライディングするというよりは、小さめのセイルでフリーライド・フォイリングを楽しむ乗り方がマッチします。ターンやジャンプなど、ストラップレスで自由に楽しんでほしいボードです。
Q プレーニング性、スピード性について、このボードの特徴を。
羽田 レース用ボードではないので、スピードを求めるというより、ラクにに楽しくフォイリングすることを追求したボードです。
Q ターン性、ジャイブ性、操作性などについて、このボードの特徴は。
羽田 フライト中の安定性はもちろん、特に短い全長のおかげで浮き出しが早く、操作性が抜群で、ジャイブのやりやすさは秀逸です。ステップ時にも足元が安定して、よりセイルトリムに集中できます。ジャイブの成功率が格段に上がるはずです。
Q このボードを買うと、どんな世界が拓けると思いますか。
羽田 「1本のボードでウイング、ウインド、SUP、全部やりたい」という人にドンピシャです。どのジャンルで使っても満足できる性能を引き出せます。ウインドフォイルなら6.5㎡以下のセイルで乗るといいですね。僕は5.8㎡を使っていますが、風が4m/sもあれば楽しくフライトできます。またウイングなら超微風から強風まで。僕の場合は6.0㎡で風速3m/sからフライトできます。
Q このボードが乗り手の上達をサポートする部分はありますか。
羽田 頑張って乗らなくても楽に乗れるボードです。楽しんでください。
Q 多くのニューモデルの中で、このボードの一番の特徴(独自性)は。
羽田 コンパクトだからこそ乗りやすいマルチボードだということです。ウインドフォイルでは、立ち位置に十分なボリュームがあるので、様々な操作をスムーズに行うことができます。SUPフォイルやウイングフォイルでは、ボードがコンパクトであるゆえにテイクオフやリフトが早く、それが大きなメリットをもたらします。ウインド/ウイング/SUP、フォイルの全てのカテゴリーで高いパファーマンスを発揮するのがこのボードです。
※本記事は『Windsurfing Magazine Vol.9(2021年4月28日発売号)』より抜粋、ウェブ用に再編集したものです。
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