2021年型 ブランドイチ推しボード&セイル「試乗報告」_03

NEW EQuipment 2021
LOFT SAILS / OXYGEN HD 7.0㎡
Designed by Monty Spindler(モンティ・スピンドラー)
Comment by Shinya Kunieda(JPN-22)

ラクに走れるから恐怖心がなくなり、スピードも伸びる。デザイナーのモンティ・スピンドラーもお薦めのモデルだ。 ⒸLoftSails
ラクに走れるから恐怖心がなくなり、スピードも伸びる。デザイナーのモンティ・スピンドラーもお薦めのモデルだ。
ⒸLoftSails

7.0㎡は日本向け特別サイズ、使用頻度が高く、
自由で、イージーで、しかも速い

▼ 試乗報告 |国 枝 信 哉(JPN-22)

Q このセイルの推薦理由を。
国枝 『オキシゲン』は、軽さと操作性の高さに定評のあるノーカムフリーレースセイルです。かつてウインドを経験し、長いブランクから再開するときなどには最適なモデルです。指定マストが430であるのも特徴で、最初に手にしたセイルのマストをそのまま流用しやすいというメリットもあります。

Q 旧モデルと比べて、新しくなった部分はどこですか。
国枝 ブーム長が4cm短くなり、ラフカーブも変更されて、アスペクト比(縦横比)が高くなりました。そのぶん特にコントロール性能が向上しています。

Q このセイルを使ってみて、最初に何を感じましたか。
国枝 自由で、イージーで、楽しい。これぞフリーレース、という感じ。軽くて扱いやすい万能型セイルです。

Q プレーニング性、スピード性について、このセイルの特徴を。
国枝 カム付きセイルに引けをとらないスピードと、進化したノーカムセイルの操作性が溶け合うと『オキシゲン』になる。とにかく軽さとスピードが一昔前のノーカムセイルとは段違いで、すでにアクティブシニア世代のセイラーから絶大な支持を得ています。最近増えたフリーライドフォイルとも相性は抜群です。

Q ターン性、ジャイブ性、操作性などについて、このセイルの特徴は。
国枝 ノーカムセイルならではの操作性がさらに進化しています。セイルを返したときの軽いフィーリングがウインドサーフィンを楽に、快適にしてくれます。

Q このセイルを買うと、どんな世界が拓けると思いますか。
国枝 7.0㎡は「使用頻度が高いから」と、何度も日本からオファーして、3年前にラインナップに加わったサイズです。風速6~8m/s前後のフラット~チョッピー海面で特に高性能を発揮します。

Q このセイルが乗り手の上達をサポートする部分はありますか。
国枝 プレーニングをマスターしやすく、その後のスピードアップも容易になります。また楽な走りを求める方にも最適な1枚になるはずです。

Q 最後にひと押し「PR」コメントを。
国枝 110ℓクラスのフリーレースボードに7.0㎡の『オキシゲン』をセットして、風速7m/s前後のフラット海面をフルプレーニングすればもう最高。レーシングセイルはもう卒業、長いブランクがある、まだプレーニングを覚えたばかり。そんな方にお薦めのセイルです!

OXYGEN HD 7.0㎡ ▶︎ ラフ長=466cm|ブーム長=206cm|カム/バテン=0/6|適応マスト=430
OXYGEN HD 7.0㎡ ▶︎ ラフ長=466cm|ブーム長=206cm|カム/バテン=0/6|適応マスト=430

※本記事は『Windsurfing Magazine Vol.9(2021年4月28日発売号)』より抜粋、ウェブ用に再編集したものです。

────────────── Windsurfing Magazine ─────────────── ウインドサーフィン マガジン ──────────────

▶︎〈EQ 2021_02 / RRD_POCKET ROCKET 180-E-TECH Y26_120ℓ〉
▶︎〈EQ 2021_01 / SEVERNE SAILS_GATOR_6.5㎡〉