「ビギナーから日本一まで」湘南逗子でフリスタ祭り
今年で10回目となる『フリースタイルフェスタ逗子2023』が4月15日(土)、16日(日)に湘南・逗子海岸で開催された。初日は小雨の降る北寄りの微風(ほぼ無風)の中ノンプレーニングクラスが行われ、2日目は晴れたものの風が安定せず、午前中はノンプレーニングクラスとトゥイン・イベントが行われた。午後からは徐々に南寄りの風が入りはじめるも、アップダウンを繰り返し、ウェイティングを交えながらイベントは進行した。
時折7〜8m/sほどの吹き込みがあり見応えのあるシーンもあったが、長く続くことは無く、最終的にはプロクラスのベスト4を決定し、その他のクラスはセッションを行って大会は終了した。
プロクラスのベスト4に進出した選手の顔ぶれは順当なものであり、やはり彼らの演技の安定感は抜群で、大いにギャラリーを楽しませた。
フリースタイル大会は、ビーチの目の前で競技を行うため、自然と会場は盛り上がるのだが、今回は京急電鉄の協賛による車内吊りや駅貼りポスターの効果もあり、ギャラリーの数が過去にないほどに膨れ上がった。コロナ禍以来久しぶりの賑やかな大会だった。
また初日が雨まじりの地味なコンディションであったにも関わらず、選手には笑顔が見られ、演技をしている他の選手の応援もしながら、みんなで大会を楽しんでいる姿も印象に残った。
今大会を実施するに当たり、運営の中心的な役割を果たしたのは、選手でもある小林悠馬と杉匠真だ。この二人のリーダーシップが今後の日本のフリースタイルにもたらすものをイメージすると胸が膨らむ。
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