ウェイブ・ワールド・チャンピオンの言葉_04
|| これまでで最も印象深いヒート(対戦)は?
▶︎いつのことだったかは忘れたけど、ポッゾの大会でのことだ。僕はファイナルを戦っていた。でも何もできずに失望していた。そんなとき、風上側の海面にちょうどいいチョップができたんだ。そこをフルスピードで通過した対戦相手のビヨン(ダンカベック)が作ったチョップだった。僕はそれをカタパルトにして飛び上がり、おそらくツアーではまだ誰も成功したことのなかった、ダブルフォワードをメイクした。それで勝った。ヒート終了3秒前のことだよ。あれはベタなストーリーブックのような展開だったね───フランシスコ・ゴヤ(A-211)
▶︎優勝するまではどのヒートだって大切なんだ。でも特に印象深いということでいえば、ポッゾでのヴィクター(フェルナンデス)とのヒートだね。すんごいレベルが高くて、僕の9.5ポイントというのが二人のジャンプの最低得点だった。僕は劣勢を感じていた。これ以上何ができるのかと考えて、大技で勝負にでることにした。で、PWAツアーで初めての、プッシュフォワードをメイクすることに成功したんだ。それは僕にとっても初めての成功だった。試合には負けた。けれど学んだことはある。道具を100%信頼できる状態にしておけば、より高次のパフォーマンスが可能になるということだ。道具は自分を超える道具にもなる、ということだね───カウリ・シアディ(BRA-253)
※『ウェイブ・ワールド・チャンピオンの言葉』=PWA(Professional Windsurfers Association)が発足した1988年から2008年まで、21年の間に誕生したウェイブ世界王者9名中の8名(ロビー・ナッシュ/ビヨン・ダンカベック/ジェイソン・ポラコウ/フランシスコ・ゴヤ/ケビン・プリチャード/ジョシュ・アングロ/スコット・マッカーシャー/カウリ・シアディ)に同じ質問を投げかけたときの記録である。
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▶︎〈トップライダーの言葉_26 / ジェイソン・ポラコウ & フランシスコ・ゴヤ & ビヨン・ダンカベック〉
▶︎〈トップライダーの言葉_25 / ビヨン・ダンカベック & フランシスコ・ゴヤ & ジョシュ・アングロ〉
▶︎〈トップライダーの言葉_24 / ロビー・ナッシュ & ビヨン・ダンカベック & カウリ・シアディ〉
▶︎〈トップライダーの言葉_23 / ジョシュ・ストーン & ボジュマ・ギロール〉
▶︎〈トップライダーの言葉_22 / ヴィクター・フェルナンデス〉
▶︎〈トップライダーの言葉_21 / カイ・レニー〉
▶︎〈トップライダーの言葉_20 / 鈴木文子〉
▶︎〈トップライダーの言葉_19 / ヴィクター・フェルナンデス〉
▶︎〈トップライダーの言葉_18 / 佐藤素子〉
▶︎〈トップライダーの言葉_17 / 池田良隆〉
▶︎〈トップライダーの言葉_16 / ヴィクター・フェルナンデス〉
▶︎〈トップライダーの言葉_15 / 松井重樹〉
▶︎〈トップライダーの言葉_14 / 石井久孝〉
▶︎〈トップライダーの言葉_13 / 石原智央〉
▶︎〈トップライダーの言葉_12 / 浅野則夫(JPN-25)〉
▶︎〈トップライダーの言葉_11 / ニック・ベイカー〉
▶︎〈トップライダーの言葉_10 / ジェリー・ロペス〉
▶︎〈トップライダーの言葉_09 / ロビー・ナッシュ(US-1111)〉
▶︎〈トップライダーの言葉_08 / 中里尚雄〉
▶︎〈トップライダーの言葉_07 / リーバイ・サイバー(USA-0)〉
▶︎〈トップライダーの言葉_06 / ジョッシュ・アングロ(CV-1)〉
▶︎〈トップライダーの言葉_05 / ロビー・ナッシュ(US-1111)〉
▶︎〈トップライダーの言葉_04 / カウリ・シアディ(BRA-253)〉
▶︎〈トップライダーの言葉_03 / グラハム・イジー(USA-1)〉
▶︎〈トップライダーの言葉_02 / スコット・マッカーシャー(KA-181)〉
▶︎〈トップライダーの言葉_01 / アレックス・ムッソリーニ(E-30)〉