1年先のスタートラインに立つために、
有志が応援プロジェクトスタート

特派員報告=神奈川県横須賀支部
安池裕之(タウンニュース横須賀)

1_RSX東京五輪「ウインドサーフィン女子RS:X級」で日本代表に内定している横須賀市在住の須長由季選手(JPN-470)の応援プロジェクトが7月末、横須賀市体育協会の主導でスタートしました。

須長選手は延期となった1年間の活動費捻出に苦慮しており、この先に控える海外遠征などで金銭的なサポートを必要としています。そこで同協会では、クラウドファンディングの手法を用いて協力を呼び掛けています。

須長選手はウインドサーフィン歴20年超のベテラン。スポーツ支援に理解のあるミキハウスに所属する社員アスリートで、普段はミキハウス横須賀さいか屋店に勤務。仕事を持ちながら選手活動を続けています。五輪出場は2012年のロンドン以来2大会ぶり。前回のリオ大会は若手選手の台頭に阻まれ、惜しくも代表の座を逃しましたが、不屈の精神で返り咲きました。

本人によれば「コロナ禍による東京五輪の延期は想定外の出来事だった」とのこと。これにより大幅な計画の見直しを迫られており、活動資金も枯渇状態にあります。現在は北京五輪に出場経験のある小菅寧子さんをコーチにつけて、葉山港を拠点に練習を行っていますが、各国の選手と自分の立ち位置を把握するための海外遠征が必要となっており、広く支援を求めています。

今回のクラウドファンディングでは、1千円から20万円まで出資可能。各コースのリターンには、動画入りサンクスメールやオンラインウインドサーフィン受講券、講演会の出演などが用意されています。期間は10月16日まで。12月中旬に集まった資金を寄贈する激励式を横須賀市内で予定しています。

※ クラウンドファンディングは「キャンプファイヤー」のサイトで展開中。

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▲須長由季_Yuki Sunaga(JPN-470)1980年12月28日、埼玉県生まれ。明治大学入学後にウインドサーフィンを始め、インカレ二連覇。卒業後ヨットの470級でオリンピックを目指したのち、RS:X級に転向(ウインドに復帰)。2012年同級でロンドン五輪日本代表に(21位)。’15年本格的にスラロームを始め、ジャパン・サーキットとPWAツアーにデビュー。’16年には『トヨタ・ジャパン・カップ』でJWAツアー初優勝を遂げる。2018年JWAスラロームランキング1位。2020東京五輪RS:X級日本代表。株式会社ミキハウス所属。171cm、62kg。

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