2021年型 ブランドイチ推しボード&セイル「試乗報告」_01

NEW EQuipment 2021
SEVERNE SAILS / GATOR 6.5㎡
Designed by Ben Severne(ベン・セバーン)
Comment by Sota Kanagami(JPN-814)

Sota Kanagami(JPN-814)Test-Driving the GATOR 6.5㎡ / ⒸTetsuya Satomura
Sota Kanagami(JPN-814)Test-Driving the GATOR 6.5㎡ / ⒸTetsuya Satomura

スラローム系とムーブ系、両セイルのメリットをハイブリッド、
コンディションの変化を吸収し、乗り手を自由にするノーカム・セイル

Q このセイルの推薦理由を。
小林 初めての1枚にお薦めであり、耐久性にも優れるセイルだからです。

Q 旧モデルと比べて、新しくなった部分はどこですか。
小林 ラフ長が長くなったことにより適応風域が広くなり、強風下での安定性も向上しています。

※ここまでの回答=小林悠馬(スターボード・アドバイザリースタッフ)

▼ 試乗報告|
金 上 颯 大(JPN-814)

Q このセイルを使ってみて、最初に何を感じましたか。
金上 セバーンのスラローム系セイル『NCX.ターボ』とムーブ系セイル『ブレード S-1』その両方の特徴が反映されたセイルだと思いました。

まずはスラローム系から取り込んだのであろうスピード性能について。5本バテンで、どれもブームとクロスしないレイアウトと、エンド側からスリーブ上部にかけての2本の補強ラインにより、風圧中心(パワーポイント)のズレが少なく、安定感のあるスピード走行が可能になっているように感じます。

次にムーブ系セイルの影響によるのだろう扱いやすさについて。パネルは全て補強の入ったHD(ヘビーデューティ)パネルで、セイルが傷む原因のひとつであるシワがつきにくく、セイリング中もフォイルの膨らみが抑えられることにより安定性に揺るぎがない。またトップ部分のパネルが『ブレード』や『S-1』と同じ素材であることにより、リーチの開きがスムーズで、海面や風の強弱によるオーバーリアクションを受けにくく、初心者でも、小柄な方やキッズでも、快適にセイリングできるセイルだと思います。

Q プレーニング性、スピード性について、このセイルの特徴を。
金上 プレーニング中の風圧中心の安定性がカムセイルと比較しても引けを取らないスピードを生み出す、と感じました。

Q ターン性、ジャイブ性、操作性などについて、このセイルの特徴は。
金上 セイルが非常に軽く、セイルアップやウォータースタート、セイル返しがとても簡単です。もちろんジャイブも。

Q このセイルを買うと、どんな世界が拓けると思いますか。
金上 幅広いコンディションをカバーでき、軽量かつ耐久性にも優れているので、練習熱心な方ものんびりセイリングを楽しみたい方も、長く楽しくこのセイルと、ウインドサーフィンと付き合えると思います。

Q このセイルが乗り手の上達をサポートする部分はありますか。
金上 軽量で扱いやすいセイルが、練習という意識を取り払い、常に新しい挑戦への意欲を高めてくれます。ウインドサーフィンがより楽しくなり、自然に上達をサポートしてくれるセイルです。

特徴はまだある。縦長のスペックに加えパワーポイントが安定しているため、風や海面の変化による失速が少ない。いい意味での遊びの部分が多く、コントロールの仕方が分かりやすい、などなど。 GATOR 6.5㎡ ▶︎ ラフ長=456cm|ブーム長=188cm|カム/バテン=0/5|適応マスト=430(RDM or SDM)
特徴はまだある。縦長のスペックに加えパワーポイントが安定しているため、風や海面の変化による失速が少ない。いい意味での遊びの部分が多く、コントロールの仕方が分かりやすい、などなど。
GATOR 6.5㎡ ▶︎ ラフ長=456cm|ブーム長=188cm|カム/バテン=0/5|適応マスト=430(RDM or SDM)

※本記事は『Windsurfing Magazine Vol.9(2021年4月28日発売号)』より抜粋、ウェブ用に再編集したものです。

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