JUBF学連ウインドニュース《2024.10.02.号》

学連『プリンセスカップ 2024』
特派員報告=全日本学生ボードセーリング連盟
広報・秋元みなみ(青山学院大学)

ウインドサーフィン・マガジン

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JUBF Princess Cup, 2024.08.26-28, Gamagori, Aichi

(2024年8月26日〜28日、愛知県蒲郡市海陽ヨットハーバー沖にて開催)

|| 全100名超のレディスバトル

学連レディスの祭典『プリンセスカップ(第33回大会)』が今年も開催されました。台風の影響によりレースが行われたのは初日のみでしたが、ビギナークラス(参加艇数48)は1レース、エキスパートクラス(参加艇数70)は3レースを消化。彼女らが操るテクノのセイルがレース海面を華々しく彩りました。

ビギナークラスのレースは微中風の中で行われましたが、トップ層の選手らはストラップ・ハーネスを駆使したり、アンダーを力強く漕いだりとレベルの高さをうかがわせるセイリングを見せました。コースは湾内に設定されましたが、しっかり風が入っていたので、多くのビギナー選手にとっては難しいコンディションだったと思います。

エキスパートクラスの第1、第2レースは、海面の左右差があまり無く、しっかりスタートを決め、他の艇団の前を切った後、リフトのブローに乗れた選手がいい走りを見せました。レースのレグが吹きレースにしては比較的短かかったため、できるだけタックやジャイブの数を少なくして、沈などのテクニカルミスを最小限に抑えた選手が上位でフィニッシュラインを切りました。

第3レースではレース中に風が少し右に振れたので、それに素早く気づき右海面を使った選手が前に出ました。彼女らは上マークに向かう際にスタボーアプローチで大きなブローを掴むことができたので、角度も艇速も稼ぐことができたのだと思います。

下りでは全てのレースにおいて上手く波を使いながら着実に角度を落としていた選手が、そしてスタボーとポートで風の入り方が変わっていたので、ジャイブをするタイミングが的確であった選手たちが周りの艇団と差をつけていました。

尚、本プリンセスカップでは例年同様、レース以外にも『学連ナショナル・チーム』によるウインドサーフィンの技術的質問会『NT講習会』やビーチクリーン、そして全国学連のレディス交流会なども行いました。全国各地から集まった100名超のレディス選手とスタッフたちにとって有意義で楽しく、未来につながる時間になったと思います。来年もまた。

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ビギナークラス ▶︎(左から)1位=阪上あかり(甲南大学)/ 2位=若江柚奈(滋賀大学)/ 3位 =花城佳奈(関西学院大学)/ 4位=増嶋さくら(慶應義塾大学)/ 5位=中町綾花(神戸大学)/ 6位=高山琴(早稲田大学)
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エキスパートクラス(4年生を除く)▶︎(左から)1位=林つぐみ(明治大学)/ 2位=森井華(同志社大学)/ 3位=中里見佳音(明治学院大学)/ 4位=後藤らん(早稲田大学)/ 5位=刈谷優花(横浜市立大学)/ 6位=坂井伶名(明治大学)
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4年生クラス ▶︎(左から)2位=山下響(関西学院大)/ 1位=大原夕奈(京都大)/ 3位=戸田千晴(明治大)

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