「その波」でピークパフォーマンスをするために
Hayata Ishii(J-27)Stay Pocket 2
どんなにいい波であろうとも、その波のピーク(最もパワーのある部分=ポケット)を外せばそれで終わり。最高のパフォーマンスは望めない。だからトップウェイバーはいつもピークの近くにい続ける。ピークと共に移動する=ステイ・ポケット。最大限に波のパワーを受け取って、それをハイレベルなアクションへとつなげていく。一流ライダーなら当たり前のようにすることだが、そうではない乗り手には、なかなかできることではない。
石井颯太はそれを求めて、それを当たり前のようにこなしている。彼は17歳だが、その年齢でそれができる選手は、世界を探してもそうはいない。颯太はラフなコンディションでも大波でも小波でも、かなりの確率で「そこ」にい続けることができる。波のパワーをスピードに変えて、タイトにボトムターンをメイクして、バーチカルにリップへと登っていける。行く手を大きなスープに塞がれても、それをも飛び越えるビッグエアーで、次のセクションへとラインをつなげていくことができる。
すでに閲覧数の多い動画ではあるけれど、今一度ご確認ください。とんでもない青年の、とんでもないライディングを。This is windsurfing surfing. これが(ひとつの)ウインドサーフィンの波乗りである、といえる動きを。
▶︎ https://www.youtube.com/watch?v=_-eqXdKTsQ0
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