JUBF 学連ウインドニュース《2021.10.27.号》

『フレッシュマンズカップ』学連新人王は誰だ?
特派員報告=日本学生ボードセーリング連盟
広報・櫻井玲海(日本大学)

JUBF Freshman's Cup  will be held
JUBF Freshman’s Cup will be held

10月30~31日、湘南鎌倉材木座にて学連『フレッシュマンズカップ』が開催されます。

その名の通り今年各校のウインドサーフィン部に入部した1年生だけの大会で、これが彼らにとっての初めての公式戦になります。いきなりの大舞台。その緊張感はいかばかりか。うまくスタートが切れるか、それ以前にスタートラインにうまく並べるか、マーキングでの混戦に生き残れるか? などなど、いろんな不安との戦いにもなるはずです。でも一人で戦うわけではありません。上級生は新人たちがレースコースを走る姿を見るのを楽しみにしています。自分が1年生だった頃のことを思い出して、何か問題が起こる前にできるだけのサポートをしたいと思っているはずです。
 
 
|| 全集中で走りきれ

今年各大学のウインドサーフィン部は合計で127名(メンズ89名、レディス38名)と、例年になく多くの新入部員を迎えました。新型コロナウィルスが流行するなか、感染リスクの低い広い海上で体を動かすことができ、健康的に思い切りストレスを発散できるウインドサーフィンが彼らの目に魅力的に映り、新たな挑戦にもってこいだと感じられたのではないかと思います。

ちなみに新人が多い大学トップ3は───1位=横浜国立大学(レディス5・メンズ13)/2位=慶應義塾大学(レディス5・メンズ10)/3位=上智大学(レディス5・メンズ6)。この結果には「湘南が練習場所になる」ということも影響しているのかもしれません。それ以外の大学でも、海や湖での活動をライフスタイルに取り込むことができるというところに魅力を感じてウインドサーフィン部に入った人は多いはずです。そう、海で風を感じてウインドサーフィンを走らせるのは特別なことです。新人のみなさんには、今大会を通して(レースを真剣に走り切ることによって)その魅力が本物であることを感じてもらえればと思います。

私も2年前には新人としてこのレースに参加しました。応援してくれる上級生に背中を押されて出艇していくとき、鼓動が耳に響いてくるほど緊張しました。他の大学の知らない選手たちに囲まれてレースをすることに少し怖さを感じたことも確かです。でもだからこそレースを終えたあとの達成感は大きかった。やりきってみると、きっとそのことに驚きます。

だから最後まで漕ぎ続けること。セイルを落とさずにゴールを切ること。周りの選手に負けずに漕ぎ続けながらも、焦らずに冷静にアプローチを考えることに努めてみてください。体も頭も使い切ったあとに、結果として今の自分の立ち位置を知ることができます。それは今後の目標を明確に設定できるということです。そんなわけで、新人のみなさん全力で頑張ってください。かつて新人だった先輩方も、全力サポートをお願いします。

学連『フレッシュマンズカップ』10月30~31日、湘南鎌倉材木座で開催
学連『フレッシュマンズカップ』10月30~31日、湘南鎌倉材木座で開催

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