NEW EQuipment 2021
PATRIK / F-CROSS 103ℓ
Designed by Patrik Diethelm(パトリック・ディアスラム)
Comment by Shinya Kunieda(JPN-22)
カテゴリーを跨ぐ走破性と快適性、
ファンセイリングを追求したオールラウンドモデル
▼ 試乗報告 |国 枝 信 哉(JPN-22)
Q このボードの推薦理由を。
国枝 ファンセイラーに重要な「適度なスピード」をもたらし、フリースタイル系、チョップでジャンプ系の動きもしやすいオールラウンドボードだからです。
Q 旧モデルと比べて、新しくなった部分はどこですか。
国枝 ボトムのW(ダブル)コンケーブ~V形状により、チョピーな海面での走破性、快適性が向上しています。
Q プレーニング性、スピード性について、このボードの特徴を。
国枝 レース志向のボードに比べて、ボードが海面から受け取る反発力が優しく感じられ、スムーズに走り出すことができます。また厚さ6ミリのグリップ(デッキ)パッドと同6ミリのスポンジ下層からなる合計12ミリの構造により、セイラーの足腰への負担を軽減し、快適なプレーニングとジャンプを実現します。
Q ターン性、ジャイブ性、操作性などについて、このボードの特徴は。
国枝 直線の走りだけでなく、ジャンプやウェイブ系の動きもできるマルチボードです。平水面から強風チョッピー海面、さらにうねりのある海面でも、乗りやすいことに驚くはずです。このことにより当然ジャイブやその他のターンもやりやすくなり、これまで以上のドライブ感を楽しめるものと思います。
Q このボードを買うと、どんな世界が拓けると思いますか。
国枝 例えば初心者スクールを卒業し、オールランド系ボードでプレーニングを覚えた2~3年目のセイラーがこのボードに乗れば、これまで経験したことのない強風下で乗れるようになり、その風域でファンセイリングができるようになります。ウインドがさらにエキサイティングなものになるはずです。風速6~10m/sのコンディションで、4.7~7.0㎡前後のセイルがベストマッチ。楽しさのレベルが上がりますよ。
Q このボードが乗り手の上達をサポートする部分はありますか。
国枝 このボードで強風コンディションに慣れると、さらに強風でも乗れるようになり、自然に道具を制御する技術が向上していきます。と、波のあるコンディションにも興味が向くようになり、そして‥‥ウェイブへの登龍門的役割も果たす最新オールラウンドボードです。
Q 最後にひと押し「PR」コメントを。
国枝 風が吹いた日を逃したくない。ウインドサーファーとしての幅を広げたい。そう思っている方、このボードならプレーニングもカーヴィングもフリースタイルもバンプ&ジャンプも何でもできます。きっと最高の1本になりますよ。
※本記事は『Windsurfing Magazine Vol.9(2021年4月28日発売号)』より抜粋、ウェブ用に再編集したものです。
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▶︎〈EQ 2021_05 / PHANTOM WINDSURFING / IRIS X MK2_7.0㎡〉
▶︎〈EQ 2021_04 / JP AUSTRALIA / FREEFOIL LXT 115ℓ〉
▶︎〈EQ 2021_03 / LOFT SAILS / OXYGEN 7.0㎡〉
▶︎〈EQ 2021_02 / RRD_POCKET ROCKET 180-E-TECH Y26_120ℓ〉
▶︎〈EQ 2021_01 / SEVERNE SAILS_GATOR_6.5㎡〉