2020 ウインドサーフィン新時代
今、知っておきたいこと 32
特集内目次公開───────────────
▼特集序文──────────────
自分史上最高の感覚の見つけ方
ナイキの厚底シューズはマラソン界に革命を起こした。それまで最高とされていた薄底靴をあっという間に駆逐して、今やランナーが勝つために不可欠なギアとして広く認識されている。
ウインドサーフィン界に、そのような道具は、もう何年も生まれていない。突然変異のように現出する超高性能ギアが、そう簡単に開発されるわけもない。「だから長いあいだ同じ道具を使っている」「慣れ親しんだ道具に同じように乗っている」そういうウインドサーファーが増えている。それはこのスポーツの成熟を示すひとつのエビデンスであり、喜ばしきことのひとつであろうとも思う。
しかしそれでもウインドギアは毎年マイナーチェンジを重ね、その性能を極限まで引き出そうとしているプロライダー達の動きは、毎年より速く、よりラディカルにレベルアップしている。
それは多くのアマチュアライダーにも恩恵をもたらす。例えば５年間同じ道具を使っていたベテランが、新調した道具に乗り換えれば、マイナーチェンジの積み重ねが、自分にとって極めて有効なフルモデルチェンジにつながっていることを実感できる。年齢を重ねていても、それまでより楽に、それまで以上の可能性を感じることができる。
ウインドサーフィンで得られる「最高の感覚」は、人それぞれで変わってくる。でも今なら多くのウインドサーファーが、自分史上最高のフィーリングを海の上で更新することが可能だ。
最初は新しい道具に違和感を覚えることもあるかもしれない。でもそれを道具が発するメッセージとして捉え、自分の感性を磨いていけば、乗り方から動きまで、全てが新しいフェーズに入ったウインドサーフィンを誰もが体感することができるのだ。
この特集では主にそこに辿り着くためのヒントを、新しいウインドサーフィンのニュースタンダードを紹介する。2020年が多くのウインドサーファーにとって、新たなスタートの年になるように。
▼特集目次──────────────
01_レイルジャイブをドライブさせるために絶対にすべきこと／02_普段はできるレイルジャイブがオーバーセイルになるとできなくなる？／03_セイルの引き込みが甘いスラローマーへ／04_ボードの「リフト」と「ヒール」の関係／05_リフトとは何か？／06_波乗りが「できる」「できない」その境目にいる人へ／07_「速く走りたければブームを高く」は本当か？／08_カーボンブームとアルミブーム、価格以外の選択基準／09_ワイドエンドとタイトエンド、どちらのブームを選ぶべきか／10_ハーネスラインの正しい長さとは？
11_今さら聞けない？ セッティングの常識／12_SDMとRDM、どちらのマストを選ぶべきか？／13_カーボン含有率の違いでマストの何が変わるのか？／14_カーボンジョイントはどこへいった？／15_ジョイントポジションで何かが大きく変わる、こともある／16_スムーズに引ける、ダウンとアウトのシートワーク／17_セイルのカタチを最後に決める、バテンテンションの重要性について／18_『モノフィルム』と『X-PLY』素材の違いが何が変わるか？／19_セイルを長持ちさせるためにやるべきこと、やってはいけないこと／20_セイルの買い足し、何㎡違いのそれを選ぶべきか？
21_今のフリーライドセイルは、５年前のそれとは大違いというのは本当か？／22_今のフリーライドボードは、５年前のそれとは大違いというのは本当か？／23_なぜボードはシート＆ワイドになったのか／24_フットストラップ・ポジション、そこでしたっけ？／25_ドレンコック、開けるべきか、閉めるべきか／26_ウェイブのフィンシステム、どれがベストか？／27_ビッグボリュームなのによく動く、最新ラージウェイブが熱い／28_フィンに関する基礎知識、カーボンかG10か？／29_どうせなら全てのボードでフォイルもできればいいのに（と言われても）／30_買い換えたフィンが自分のボードに収まらない？ そんなときには／31_ウインドサーファーなら絶対に知っておくべき３つの結び方／32_トラブル回避、知っておくべき『海上ルール ×５』
────────────── Windsurfing Magazine ────────────── ウインドサーフィン マガジン ──────────────
｜Windsurfing MAGAZINE_Vol.8｜
▶︎2020 New Era of Windsurfing
ウインドサーフィン新時代
今、知っておきたいこと 32
「自分史上最高の感覚の見つけ方」
▶︎Windsurf Board Now & Then
ボードデザインの歴史の流れが
ライディングの幅を広げる
▶︎IWT Big Wave Challenge
それは波と風と人との最高レベルの同調である
『大波大賞』ファイナリスト発表 ・・・and more
───────────────────────
※ 全国書店、ウインドサーフィンショップ
などでお求めください。
※ 弊社オフィシャルサイトでもご購入いただけます。
※ 雑誌価格＋送料240円
