北風なら湾内、南風なら沖へ出よう
特派員報告=兵庫県・甲子園支部
中田俊也(ラナイズビーチクラブ)
冬は西風のよく吹く年もあるが、今冬の甲子園浜は北風がよく吹いた。北風になるとショップ前のゲレンデの湾内で乗れる。フラット海面でスピードセーリング、フォイリング、ジャイブ、フリースタイルの練習に最適となる。北風が吹くとまだまだ寒いが、それでも風さえ吹けばそこは多くのウインドサーファーで賑わうことになる。
このところはようやく寒さのピークも過ぎて、春らしい陽射しとともに南風が吹く日もでてきた。甲子園浜の南風は沖海面に安定した風をもたらす。ここでは長いレグをとれるので、フォイルでアップウインドを走る人がいたり、学連選手らがアップダウンの練習をしたり、アビームラインでかっとんでいるフリーライダーもたくさんいる。
ただ少しちゃぷちゃぷした海面は風が強くなるほど手強くなるが、最近僕もハマっているフォイルで乗ると海面のデコボコも気にならず、かなり楽に乗れるようになった。フォイルもだんだんスピードが出るようになってきて、これからの道具と自分の技術の進化が楽しみだ。
春は北風、南風とどちらの風も吹く季節。予報を見て、北風なら気温が低めの午前と夕方、南風なら気温が上がる日中が狙い目だ。4月からは学連の新入生勧誘試乗会も始まり、浜もさらに賑やかになってくる。冬眠していたセイラーもそろそろ目覚めて海に出よう!
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