「いつだって、やれることはいくらでもある」

なかなか海に行けない、練習量を増やせない、一度つかんだコツを忘れてしまう、なかなかウインドが上手くならない。そう感じている人は少なくない。結構多いと思われる。かつて「日本のウェイブ番長」と呼ばれ、NWA(現JWA)ウェイブで四連覇の偉業も果たした石原智央氏に訊いたことがある。そんな人にアドバイスをするとしたら?

Tomoo Ishihara @ Cold Breeze Omaezaki 2008 / ⒸAkihiko Harimoto
Tomoo Ishihara @ Cold Breeze Omaezaki 2008 / ⒸAkihiko Harimoto

「動画を見てモチベーションを上げ、技のイメージを掴むこと。時間があるときには、ウインドで使えそうな筋肉を鍛えること。努力無限。やれることはいくらでもある。知り合いのウインドサーファーはコンビニでバイトをしているが、日に何百回とやるレジ袋の取り出しを、いちいちスクワットして行い、足腰を鍛えている」

───では、海に出たとき、自分のピーク・パフォーマンスの上げ方は?
「(例えば)あるオフザリップができる(とする)。それは体験している。ならばそこからもっとレイトに、縦にリップしている自分の姿を頭の中で映像化して、実際にリップに突っ込む」

あなたは今よりちょっと凄い自分を映像化できているか、ということだ。それならば毎日だってできる。やれば脳内に変化が生まれ、行動も変わってくる。やれることが見つかるようになり、やるようになる。それでもいきなり上手くはならない。でも向かうべき方向が見えていれば、モチベーションをキープしやすい。たまに「後退」を感じたとしても、全体的には「緩やかな上達」を続けていくことができるはずだ。

なかなか海に行けないとか、マンネリ、行き詰まりを感じている方は、ちょっと先にいる自分に挑戦する、というイメージを持ち続けるといいのかもしれません。それはきっと誰にとても刺激的な練習になるはずですから。

Tomoo Ishihara @ Long-Beach, Omaezaki 2009 / ⒸAkihiko Harimoto
Tomoo Ishihara @ Long-Beach, Omaezaki 2009 / ⒸAkihiko Harimoto
▲石原智央_Tomoo Ishihara 高校時代はラグビーで国体に出場。後に社会人リーグにも参加するが、実兄からウインドを教えられ、のめり込み、プロになる。'99年から'02年までNWA(現JWA)ウェイブ四連覇。さらに'07年にも優勝。2013年2月、プロを引退。現在は御前崎『オンズ・カンパニー』役員。また御前崎『渚の交番』のスタッフの一人として、海と人とを安全に結びつけ、マリンスポーツの振興事業にも携わるなど、積極的な活動を展開している。2019年『IWT 御前崎ジャパンカップ』マスターズクラス優勝。ウインドサーファーとしては未だ現役。1968年2月15日生まれ、51歳 / Tomoo Ishihara @ IWT Omaezaki Japan Cup 2019 / ⒸAkihiko Harimoto
石原智央_Tomoo Ishihara 高校時代はラグビーで国体に出場。後に社会人リーグにも参加するが、実兄からウインドを教えられ、のめり込み、プロになる。’99年から’02年までNWA(現JWA)ウェイブ四連覇。さらに’07年にも優勝。2013年2月、プロを引退。現在は御前崎『オンズ・カンパニー』役員。また御前崎『渚の交番』のスタッフの一人として、海と人とを安全に結びつけ、マリンスポーツの振興事業にも携わるなど、積極的な活動を展開している。2019年『IWT 御前崎ジャパンカップ』マスターズクラス優勝。ウインドサーファーとしては未だ現役。1968年2月15日生まれ、51歳 / @ IWT Omaezaki Japan Cup 2019_ⒸAkihiko Harimoto

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