ANA ウインドサーフィンワールドカップ 横須賀・三浦大会

2019_第3回大会は会場を拡大、音楽との融合も
《ANA 横須賀・三浦W杯_2019年5月10日開幕まで_あと62日》

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元キマグレンのKUREI(クレイ)氏。会見場でヒット曲「LIFE」を熱唱。
元キマグレンのKUREI(クレイ)氏。会見場でヒット曲「LIFE」を熱唱。

(3月8日10:00〜東京・東新橋全日本空輸株式会社本社にて記者会見)
今年も『ANA ウインドサーフィンワールドカップ 横須賀・三浦大会』が開催される。期間は5月10日(金)〜15日(水)までの6日間。レース会場は例年通り神奈川県横須賀市津久井浜海岸だが、今回はイベント会場が隣の三浦海岸まで広がる。同会場にはヒット曲『LIFE』で知られる元キマグレンのクレイ勇輝氏が立ち上げた『海の家ライブハウス・OTODAMA SEA STUDIO』が開設され、11日・12日の週末には特別音楽フェスも開かれる。

FOIL_Fly! ANA Windsurfing World Cup Yokosuka Japan 2018 / Ⓒ pwaworldtour.com_John Carter
FOIL_Fly! ANA Windsurfing World Cup Yokosuka Japan 2018 / Ⓒ pwaworldtour.com_John Carter

ウインドサーファーにはもちろん、まだこのスポーツを知らない人にもアピール度の高い大会なることは間違いない。さらに今大会からは、去年の男子に続いて女子のフォイルもPWAワールドツアーの正式種目に採用される。これらの変更・ヴァージョンアッププランにより、期間中の会場は各種イベント・フォイル・スラロームと、無風でも微風でも強風でも、ずっと特別な雰囲気と興奮に包まれることになるだろう。

SLALOM_Fly! ANA Windsurfing World Cup Yokosuka Japan 2018 / Ⓒ pwaworldtour.com_John Carter
SLALOM_Fly! ANA Windsurfing World Cup Yokosuka Japan 2018 / Ⓒ pwaworldtour.com_John Carter

2019年PWAスラロームツアーは、この大会の前、4月17日からの『マリニャーヌ(Marignane, Marseille, France)ワールドカップ』で開幕、その後日本、韓国、フェルテヴェンチュラ、デンマーク、シルト、ニューカレドニアへと続いていく。シーズン序盤の『横須賀・三浦大会』においては、選手の多くが「ロケットスタートを決め、アドバンテージを得ておきたい」と望むところだが、この段階ではまだ彼らの多くが不安を抱えてレースに臨むことになる。

新しいレーシングマシンは、十分な準備期間をもって選手に渡されるわけではないからだ。世界のスラローム王アントワン・アルボーでさえ、つい先日『RRD』から『JP』への移籍を発表したばかりなのだ。「チューニングは万全か、これでいいのか? よりベターな何かがあるのではないか?」レーサーたちがそういう思いをもって走るレースではいつもと違う何かが起こる可能性が高まる。それでも強い選手は強いのか、番狂わせがあるのか、日本選手はサプライズを起こせるか。

必死に、本気になったトップレーサーたちは、ウインドサーフィンの限界を引き上げる。そしてその頂点からフィードバックされてくる何かが僕らのウインドサーフィンをより楽しく、エキサイティングなものにしてくれる。その瞬間を見て、その気になるのも大事なことだ。高倉健(古いですね)の映画を見たあとのように、アントワンやマテオやデルフィンに気持ちだけでも成り切れば、今より速くなれるかもしれないし、ウインドがもっと楽しくなるかもしれない。少なくとも彼らはポジティブな何かを与えてくれるはずだ。

春の『横須賀・三浦』には、ウインドサーファーを変える風が吹く。

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Fly! ANA Windsurfing World Cup Yokosuka Japan 2018 / Ⓒ pwaworldtour.com_John Carter
Fly! ANA Windsurfing World Cup Yokosuka Japan 2018 / Ⓒ pwaworldtour.com_John Carter