NEW EQuipment 2018
F-HOT / RWS-Fins
Comment by Ross Williams(GBR-83)
2017年、PWAワールドツアーでは全六戦のスラロームが成立した。
日本1/コスタブラバ8/フェルテベンチュラ8/デンマーク7/シルト2/ニューカレドニア6。
レースは合計で32。ライトウインドから強風まで、ほぼ全てのコンディションを網羅していたといっていい。
“ミスター・コンスタント”=ロス・ウィリアムスは、そんななかでもやはり安定していた。
世界のトップ8が生き残るファイナル進出率は、なんと6割8分7厘。7割近い驚異的な数字だ。安定しているだけで出せる結果ではない。ロスは「安定して速い」スラローマーであり続けるために、自らを含むウインドシステムをヴァージョンアップさせることに、昨期(2017年)もまた成功したということだ。
「それを可能にしてくれた大きな要因のひとつがこのフィンだ」とロスは言う。

ワールドカッパー。2012年から2017年までのPWAスラローム・世界ランキンングは
7位、17位、10位、4位、3位、4位。2012年ウェイブランキング7位、2016年『アロハクラシック』11位と、
ウェイブの腕もトップクラス(特に大波での波乗りに定評あり)。
1980年、イギリス(イングランド)ワイト島生まれ、37歳。186cm、86kg。
Photo by John Carter_pwaworldtour.com
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RWS-Fin(2018)について
F-HOT / RWSのニューモデルは、多くのライダーに強いインパクトをもたらすべく設計されている。僕はデザイナーのスティーブと彼が組織したチームとともに、もう長く研究開発を続けているわけだけれど『RSタイプ』のフィンは、その中でも特に成功し、結果を残しているモデルのひとつだ。
2017年、僕はシーズンを通してそのニュータイプである『RWS』を使用した。そしてPWAワールドツアーにおいて、確かな結果を残すことができた。それはこのフィンがすべてのコンディションで機能する「勝つためのフィン」であることの証明にもなるだろう。
僕が感じているこのフィンの最も重要な進化は、極めてガスティな風にも強いということだ。このフィンなら強弱の激しい風の中でも常に高い戦闘力をキープできる。
コントロール性能においてもこれまでで最高レベルだ。このフィンをセットしたときには、ボードに予測不能な動きが生じたことがない。しかも(風が落ちたときの)ローエンドパワーも増大している。だからいつも不安を感じることなく、ボードを走らせることに集中できる。
僕は『F-HOT』のライダーであることを誇りに思う。
そしてこのフィンこそが最も激しい戦いの中から生まれた最もオールラウンドなスラローム・フィンだと信じている。
───ロス・ウィリアムス(GBR-83)
Here is what Ross said about the RWS-Fins
The new RWS Models from F-hot Fins are again set to impress the rider.
I have been working alongside Steve and his team to develop and improve on the very successful RS model.
I have been using the new RWS model throughout this PWA season,
and as my result show, the whole range is very competitive.
I feel the most important improvement has been the fins ability to fight in gusty fluctuating winds.
The fin is also more comfortable and predictable for high-end control, and the pointing and low-end glide has increased.
I am very proud to ride for F-HOT and I truly believe this is the most compete all-round slalom fin on the market.”
───Ross Williams(GBR-83)

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◀︎Team F-HOT 新加入
中井忠則 Tadanori Nakai(JPN-121)
湘南鎌倉を拠点に活動するプロ・ウインドサーファー。
2014年JWA(Japan Windsurfing Association)ツアー
『大分住吉浜カップ』3位。同年スラロームランキング6位。2016年『TOYOTA CUP』3位。
2017年12月『掛川チャンピオンシップ』5位。
年を追うごとに速さと安定性を増していくスラローマー。
来年5月のPWAワールドツアー開幕戦『横須賀大会』に向け、チームに加入。F-HOTフィンとともに戦い上位を目指す。1985年6月28日生まれ、32歳。172cm、69kg。