JPN-35_伊勢田愛のレーシング日誌 ②

『RS:X 世界選手権 in 江の島』
Day 1:瞬時の判断ミスが大きな差に

9月18日月曜日_今日は台風の影響で昼からのレースとなりました。
風は弱くなったものの台風のうねりが大きく、難しいコンディションでした!
男女共に2レース。

3_image2

世界選手権は参加艇数が多いため2つのフリートに分けられ、さらに予選と決勝シリーズとに分かれます。
まず選手のグループ分けですが、初日はこれまでの成績などによって決められ、
2日目以降は前日のリザルトとによって分けられます。
そして、前半の2日間が予選、後半の2日間が決勝シリーズとなり、
決勝シリーズは予選の成績によってゴールドフリートとシルバーフリートとに選手が振り分けられ、
シルバーフリートに入ってしまうと、どんなけ頑張ってもゴールドの人達には勝てなくなります。
(シルバーの1位はゴールドの最下位の次の順位になります)
だからまずはゴールドに残ることが大事になります!

そして今日、私自身のレースは…‥
風の入りが安定していなかったので、1上でほぼ順位が決まるような展開でした。
うねりによって海面が見にくく、風をうまく読むことができずに、
2レースともに良くない海面の方に向かってしまい苦しい展開になってしまいました。
今日、何よりも強く感じたことは「瞬時に判断しなければ、すごい差ができてしまう」ということ。
タックしようかと迷ってしなかった時、した人との差はすごかった…‥。
もっと周りを見る余裕が必要だし、周りが見えていなかったからすぐに判断できなかったんだと思う。
明日は同じ失敗をしないようにしたいと思います!

今日のリザルトを見ると( http://www.rsxclass.org/worlds2017/
やっぱり難しいコンディションだったということもあって、速い選手たちも走ったり走らなかったりといろいろあるみたいです。いかに良い順位をまとめられるか、いかにシングルを取れるかが重要になってくるので、今日の挽回ができるように、シングル取りに行ってきます!

今日は先輩方や後輩が応援に来てくださいました。
応援があるから頑張れる。カッコイイところ見せれるように頑張らないと。
応援に来ていただいて、笑顔にしてもらって、ありがとうございました。

2_image1

▲Megumi Iseda(JPN-35)同志社大学入学後に本格的にウインドサーフィンを始め、 3年生で『日本学生ボードセーリング選手権』に優勝。以後、2010年『アジアンビーチゲームズ』2位。 2011年、2012年『テクノ293世界選手権』オープンレディスクラス連覇など、世界のレースで確かな実績を残す。2016年リオ五輪RS:X級日本代表。1987年6月30日生まれ、滋賀県出身。157cm、56kg。
▲Megumi Iseda(JPN-35)同志社大学入学後に本格的にウインドサーフィンを始め、
3年生で『日本学生ボードセーリング選手権』に優勝。以後、2010年『アジアンビーチゲームズ』2位。
2011年、2012年『テクノ293世界選手権』オープンレディスクラス連覇など、世界のレースで確かな実績を残す。
2016年リオ五輪RS:X級日本代表。1987年6月30日生まれ、滋賀県出身。157cm、56kg。

────────────── Windsurfing Magazine ────────────── ウインドサーフィン マガジン ──────────────