南の島の風に吹かれて考えた

「里村哲也のタヒチ(ライアテア島)撮影日誌」④
違和感と調和と

ライアテア島の宿舎はこんな感じ。二段ベッドの枠組みがカーキ色じゃなくてよかった。 この島にはこんなピンクもよく似合う。結構快適な合宿所でした。
ライアテア島の宿舎はこんな感じ。二段ベッドの枠組みがカーキ色じゃなくてよかった。
この島にはこんなピンクもよく似合う。結構快適な合宿所でした。

17日の月曜日に帰国しました。今回は二週間ほどタヒチ・ライアテア島にいたわけですが、今はじっとりとした日本の蒸し暑さと時間が進むスピードの速さにやられています。タヒチの風が恋しい。いろんなものをさらっと乾かしてくれるあの風に中にいると、いろんなことが「まあいっか」と思えてくる。

タヒチと日本を行き来すれば、そのような違和感が生まれてきて、それは何かを考えるきっかけになる(たぶん)。
出かける前は億劫に感じるところもあるけれど、帰ってくれば「やっぱり旅はいいな」と思う。
ウインドサーフィンがあれば、その思いはより強くなる。風も海も波も、やっぱり日本とは全然違うから。
それらをほぼダイレクトに感じられるウインドサーファーのなかでは、多くの場合違和感も大きくなり、その体感と記憶とが強く結びつきやすい状態になる。数年後にも十数年後にも僕らは───例えば流行歌と思い出との結びつきよりも強烈なイメージとともに───思い出すかもしれない。あの時タヒチの風に吹かれて感じたこと、考えたことを。

この日誌はこれで終わりですが『Tahiti Freeride Cup』は来年も開催される予定です。
ウインドトリップはやっぱりいいものです。

7月14日、大会最終日。大会のすべての予定が終わったあとで風が上がった。 よくあることだけど、なんでこうなるんでしょうね。世の中にはうまく運んでいかない ことが多い。ウインドサーフィンの場合はとくに。だから面白いことも多いんだけど。 上=鈴木文子プロ。下=穴山未生プロ。ウインドサーフィンマガジンの撮影。
7月14日、大会最終日。大会のすべての予定が終わったあとで風が上がった。
よくあることだけど、なんでこうなるんでしょうね。世の中にはうまく運んでいかない
ことが多い。ウインドサーフィンの場合はとくに。だから面白いことも多いんだけど。
上=鈴木文子プロ。下=穴山未生プロ。ウインドサーフィンマガジンの撮影。
大会スポンサーの『AirTahitiNui』で帰国につく。 07:10 発で約12時間後には成田着。日本もライアテアも恋しい。 また来年。それにしても文子さん、黒過ぎ。そこだけ露出アンダー。
大会スポンサーの『AirTahitiNui』で帰国につく。
07:10 発で約12時間後には成田着。日本もライアテアも恋しい。
また来年。それにしても文子さん、黒過ぎ。そこだけ露出アンダー。

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