テクノプラスサーキット2017 開催!
ウインドサーフィン級で世界最大の競技人口を誇るテクノ293ワンデザインクラスに昨年新たに加わった「テクノプラスクラス」。2年目を迎えた今年も、世界を目指す選手達のチャレンジが始まる。
世界最大のワンデザインクラス
2016年10月にイタリアガルダ湖トルボレで開催された「テクノワールド」。この大会に参戦したテクノセイラーの数は、世界35カ国からなんと474人にものぼった。この数字は、ワンデザインクラスのセーリングイベントとして申請すれば、当然ギネス級の記録になるそうだ。テクノクラスは現在、すべての大陸、55カ国に10,000人を超える愛好者を持つ世界最大競技人口のウィンドサーフィン級である。日本でも全日本学生ボードセーリング連盟の選手を中心に、プレイヤー人口は年々増加中で、各地のセーリングゲレンデでさまざまなレースが盛り上がりを見せている。
世界で支持されるテクノ293
テクノ293は大変乗りやすく、初中級者のレベルアップを早め、すべてのレベルのセイラーがレースを楽しむことができるボードとして世界的に認識されている。BicSport社のフランス自社工場で生産されるボードは非常に堅牢で軽量。また、その製法は製品の均一性にも優れるため、ワンデザイン競技用として最適なボードである。このテクノ293に、シンプルで高品質な7.8㎡リグを装備したフルコンプリートセットは、じつに235,000円(税別)と非常にリーズナブル。この内外価格差をほぼゼロ化した世界ワンプライス戦略の導入が、年々新たに多くのテクノセイラーが誕生している要因の一つともなっている。
次なる展開「テクノプラスクラス」
そんなテクノクラスが、テクノセイラーからの要望を受けカタチにしたのが次なる展開「テクノプラスクラス」だ。ルールは至ってシンプル。ボード部はいまあるテクノ293をそのまま使用。そしてリグ部は、従来の6.8㎡と7.8㎡に加えて8.5㎡が、フィンも50cmまで使えるルールを採用しており、微風域からプレーニングレースまでを楽しむことができるのだ。現在テクノクラス(7.8㎡使用)で活動しているセイラーなら、少ない追加費用負担で済む一方、8.5㎡のセイルを使用すれば、例えば体重70kg以上のセイラーでも微風域でレースができる。このことが評価され、国際テクノプラスクラスが始動し始めたというわけだ。
いざ、テクノプラス世界選手権へ
テクノプラス世界選手権大会がフランス西海岸キボンヌにおいて、来る7月15~20日の日程で開催され、U19とオープンエイジ部門で男女4つの世界タイトルを賭けて争われる(テクノワールドスペイン大会U17・U15部門は10月開催)。日本からも学連NTチームから8人、そして先のテクノジャパンカップで上位の成績を収め派遣認定を受けた9人が、世界へ挑戦する。また、テクノプラスU19は2018年度のユースオリンピック・ブエノスアイレス大会に向けて、日本を代表するジュニア選手も出場する予定。今年も高レベルな白熱のレースになることになりそうだ。
世界大会へ向けた戦いが始まる
今年もテクノプラスサーキットが日本各地で開催される(詳細は左ページ)。2018年度のテクノプラス世界大会へ向けた戦いの始まりである。各地のレース海面は、学連現役選手はもちろん、学連OB選手や往年のレーサー諸氏の参戦を待っている。さあ、世界への準備を始めよう。
サーキット対象レース全6戦のうちベスト3リザルトで年間ランキングが決定。ランキング上位者には2018年度のテクノプラスワールド(開催地は未定)への派遣認定と遠征補助特典が付与される。各大会での年代別表彰を実施予定。学連OBも往年のレーサーも、いざ出陣。さあ、テクノプラスで世界へ。
テクノプラスサーキッとレースカレンダー
問い合わせ先:BicSport 0466-30-1979