Day_6 5月16日、ファイナルデイ
今大会の主役はお客さん
ふー、脱力。W杯が終わってしまった。祭りのあとは何だか寂しい。
結局レースは1つしか成立しなかった。大会前までは、あんなに吹いていたのに。
まあよくあることだ。こればっかりは仕方がない。でも驚いたのは、そんな状況でも
ウインドフォイルは飛びまくり、ギャラリーを喜ばせてくれたことだ。
昔ならただ風待ちするしかなかったのだが、ウインドサーフィンは、
そんな微風さえも克服したのだと改めて思う。会場に設置されていた大型ビジョンの
前にいるとよくわかるのだが、そこでライブを見ていた人たちは、みな感心し、
歓声を上げ、すげーっと独り言を漏らしたりしていた。ウインドサーフィンをまだ
よく知らない人たちは、あれがファンレースだとは思っていなかったに違いない。
僕だってそんな気がする。あれは今のウインドサーフィンの重要な一部であり、
近い将来、正式なレースに組み込まれていくのだろうと。
24年振りに日本で開催されたW杯は、僕らに今のウインドサーフィンに風待ちはない
ということを教えてくれた。平日、休日にかかわらず、会場に足を運んでくれた多くの
ギャラリーのみなさんは、僕らにウインドサーフィンの魅力を再確認させてくれ、
来年以降の大会のあり方に多くの示唆と勇気を与えてくれた。
次はもっと良くなる、盛り上がる。きっと多くの人たちがそう感じている。
今大会の主役は、いろんな意味でお客さんたちでありました。
ありがとうございます。そしてまた来年も横須賀津久井浜で会いましょう。
で、もうすぐ夏です。まだウインドサーフィンをしたことがないみなさんは、
実際に体験してみてはいかがでしょう。軽いシーブリーズが吹く日に海に出るのは
気持ちいいものです。いえ、いきなり飛ばなくても、海上を散歩するだけでも。
ふー。やっぱり終わってしまったんですね。早くもW杯ロス。
立ち直るまでにしばらくかかりそうです。ではまた、明日のデイリーニュースで。
って嘘です。もっといい続けてみたかっただけです。いてっ、今後ろ髪を引かれました。
刈り上げの。では本当に、それではまた。
Result / 2017 Fly! ANA Yokosuka PWA World Cup
Women’s Slalom───
1st Sarah-Quita Offringa (Starboard / NeilPryde)
2nd Delphine Cousin (Starboard / S2Maui)
3rd Lena Erdil (Starboard / Point-7)
4th Maëlle Guilbaud (Patrik / LoftSails)
5th Esther de Geus (JP / Point-7)
6th Fulya Ünlü (Starboard / Point-7)
7th Çağla Kubat (Starboard / Point-7)
8th Ayako Suzuki (Tabou / GA Sails)
9th Fujiko Onishi (99NoveNove / Point-7)
10th Mio Anayama (Starboard / MauiSails)
Men’s Slalom───
1st Julien Quentel (Patrik / Avanti)
2nd Jordy Vonk (Fanatic / NorthSails)
3rd Antoine Albeau (RRD / NeilPryde)
4th Finian Maynard (99NoveNove / Gun Sails)
5th Andrea Rosati (RRD / LoftSails)
6th Matteo Iachino (Starboard / Point-7)
7th Pierre Mortefon (Fanatic / NorthSails)
8th Gonzalo C. Hoevel (Starboard / Severne)
9th Ross Williams (Tabou / GA Sails)
10th Sebastian Kördel (Starboard / GA Sails)