ANA ウインドサーフィン ワールドカップ 横須賀大会

Day_4-2 ジャンプするスラローマー
なぜ彼らは飛ぶのか?

Men's First Final
Men’s First Final

PWAのライブ映像などを見ていた方は気づかれたかもしれない。
今大会ではジャンプする選手が多い。あちこちでぴょんぴょんしている。
ボードを安定させるべきスラロームで、普通はそんなことはしない。
なのに、なぜ? 彼らは戦っているのだ。海中でゆらゆらしている海藻と。
彼らがジャンプするのは、フィンに絡まった海藻を振り払うためなのだ。

海藻問題──昨日浅野則夫が一回戦で敗れたのも“そいつ”にやられたためだった。
スタートから第2マークまで海藻が絡まってスピードが上がらず、その後二人を
抜いたものの、次のラウンドに進むには、あと一人、届かなかった。
日本人、外国人を問わず、多くの選手がこの海藻にやられている。

条件はみな平等だ。だがあまりに不運の種が散らばりすぎているような気はする。
フラストレーションを溜めている選手も少なくない。だが今はそれを
レースで発散するしかない。海藻など絡まぬくらいに爆発するしかないだろう。

選手のみんなが飛ばずにフルパワーでぶっ飛ばせることを祈りたい。

以下、先の速報でお伝えした
男子第1レース、ファイナルの結果
1位:ジュリエン・クエンテル (SXM-421)
2位:ジョーディ・ヴォンク (NED-69)
3位:アントワン・アルボー (F-192)
4位:フィニアン・メイナード (BVI-11)
5位:アンドレア・ロザッティ (ITA-0)
6位:マテオ・イアチーノ (ITA-140)
7位:ピエール・モーテフォン (F-14)
8位:ゴンザロ・コスタ・ホーベル (ARG-3)

以下、今日行われた第2レースで
1回戦を勝ち上がった日本選手
山田昭彦(JPN-67)/ 鈴木智彦(J-85)/
駒井友彦(JPN-18)/ 浅野則夫(JPN-25)

須長由季(JPN-470)/ 大西富士子(J-94)

▶︎『横須賀W杯』はあと二日、明日は午後に風が上がるとの予報。
月曜日だけど津久井浜へGo-Go

Quentel Chased by Jordy Vonk
Quentel Chased by Jordy Vonk