WSF TECH 01_ジャイブ_中井忠則 / JPN-121

WSF TECH 01_Jibe_Tadanori Nakai / JPN-21
中井忠則プロのジャイブ・ムービー / ポイント解説付き

▶︎Surface:Zaimokuza-Beach, Kamakura, Kanagawa, Japan
▶︎Equipmant:Tabou_Manta 135ℓ + MauiSails_TR 2017 8.4㎡
▶︎WindSpeed:≒ 6~7m/s ▶︎Wave:Flat

Point ───────────────────────────────────────────────────
中井 大事なことは腰を低くして、足の入れ替えをスムーズにしながら、ジャイブを通して板から体重を抜かないようにすること。板から体重が抜けると、ノーズが暴れ始めて艇速が落ちるので、レイルがびたーっと海面を捕らえた状態をキープする。
───無駄な動きがないように見えます。セイル手を後ろに持ち替えて、後ろ足をインレイル側に置き換えたら、あとはほとんど何もしてないように。
中井 そうですね。意識しているのは体勢を低くすることだけかもしれません。低く構えておいて(返した)セイルをキャッチしたときにもプレーニングフォームになっていれば、飛ばされることもないし、必要な場合にはパンピングもしやすいので。
───セイルを引き込んだりもしていない?
中井 プレーニングしている段階で既にセイルは引き込んであるので、それ以上引き込んだりはしていない。ボードのインレイル側を水に咬ませておけば、自然にターンが進んでいくので、それに合わせて身体とセイルを返していくって感じです。
───セイルを返すとき、体重が抜けやすいですよね。
中井 足を入れ替えるときから腰を低くして、足の裏でしっかり板を捕らえてセイルを返す。そうすれば体重は抜けずに、板はスムーズに回ってくれるはずです。
───ノーズを抑えるとか、そういう意識は?
中井 ないですね。体重が板に乗っていれば、ノーズが上がることはないと思うので。
───「体重をのせる」そのイメージは?
中井 太ももでボードを抑えるような感じ。太ももに体重をのせて、そこを中心に回していくようなイメージです。重心の位置は変えずに、ボードだけを回していく。
───────────────────────────────────ウインドサーフィン・マガジン

▲Tadanori Nakai(JPN-121) 2004年、関東学院大学入学と同時にウインドを始める。翌年全日本大学選手権新人戦優勝。卒業後、生駒大輔プロに師事しスラロームでプロを目指す。2011年、JPWAプロツアー・検見川、掛川大会で上位入賞を果たし、2012年プロ登録。2013年JWAスラロームランキング5位。JWAツアーでの最高位は3位。
TABOU BOARD / MYSTIC / MAUI SAILS 所属。鎌倉HilOhana(ヒロハナ)ウインドサーフィン & SUPスクール・インストラクター。1985年6月28日、愛知県生まれ、31歳。