《Day 10 / 40歳の暫定王者、KPに3つの質問》
11月9日水曜日、大会10日目。ライトウインド、長周期のウネリ。ヘッドジャッジのダンカン・クームスが決断する。「金曜日には『BWA ピアヒ・チャレンジ』が行われるということもある。それにホキーパの波は未だ大きく、風は弱いままという予報だ。よって『アロハ』は金曜日(11日)までノーコンテストとする」つまり大会は8日目から12日目まで5日連続で中断するということになる。まあこればかりは仕方ない。長いレイデイ。
暫定王座に座ったところで待ちぼうけを食わされているケビンプリチャード(以下:KP)はどうしているのか? 忙しい人だ。きっといろいろ動き回っていることだろう。でも、もしかしたら。僕は彼に3つの質問を送ってみた。と、答えはすぐに返ってきた。
Q1 あなたは40歳にして多くの若いプロを撃破、シングルイリミネーションを制したわけですが、一番のストロング・ポイントはどこにあるとお考えですか。
KP 今年はできる限りウインドを楽しむことに集中している。それにホキーパは僕の大好きなホームだし、そこで毎日のように乗っている。もちろん僕にはこの海についての知識もある。それらすべてのことが僕を助けてくれている。波がいつにも増して大きかったことも(経験値の高い)僕のアドバンテージになったと思う。
Q2 ダブルイリミネーションのファイナルについて、どんなイメージを描いてますか(僕はカイが一番の強敵になるのでは、と思っているのですが)。
KP 大勝負だね。相手がカイでもリーバイでもブラウジーニョでも、タフな戦いになるだろうことは間違いない。でも僕は相手はリーバイかブラウジーニョになるだろうという気がする。(カイがKPに挑戦するには、その二人を倒さねばならない)でもまあそれはもうすぐわかることだよ。
Q3 日本にはあなたと同世代のウインドサーファーがたくさんいます。彼らに有用なアドバイスをいただけませんか。
→《Day 11》に続く