《Day 5_2 / ケビン “ダウン・ザ・ライン” プリチャード》

「ライトウインド。だけど波は100点」──カイ・レニー。
さあダウン・ザ・ラインのラインで勝負だ。ホキーパの広大な波のカンバスに一番の
マニューバーを描くのは誰か? そんな感じで始まった───

*男子のファイナリストと順位は以下の通り。
1位 ケビン・プリチャード(US-3)
2位 マルシリオ・ブラウジーニョ・ブラウン(BRA-105)
3位 リーバイ・サイバー(USA-0)
4位 バーンド・ロディガー(US-1113)
▼1st Kevin Pritchard(US-3)Ⓒ pwaworldtour.com_John Carter2016-11-06_1_ac16_wv_pritchard_down_the_lineケビン=相変わらず大きな波をセレクトし、絶妙のタイミングでTM(トレードマークの)スーパーレイトヒット・オフザリップをメイクした。40歳だが、波乗りに関しては、まだまだ自己最高レベルを更新中といった感じ。2つのレイダウンターンから、トゥイークドエアリアル、さらには斧で叩き割るようなリップを交えた演技(9.45ポイント)は圧巻。恐れ知らずのアプローチの数々は病的にさえ見えた。やったねKP。
▼2nd Marcilio“Brawzinho”Browne(BRA-105)Ⓒ pwaworldtour.com_John Carter2016-11-06_2_ac16_wv_marcillio_going_bigブラウジーニョ=大きなターンから大きなエアリアル、抉るようなレイルターン、そしてエアータカで締めくくり。それはほとんど成功していたのだが、僅かにセイルが離れてしまった。この流れをメイクできていれば、パーフェクト10が出ていたかも。2013年のワールドチャンプは、暫定2位。これで年間ランキングも3位に上がった。『アロハ』のタイトルも狙える。今日はワイルドなリップ・フォワードを仕掛けたような派手なクラッシュで『本日のワイプアウト賞』も獲得した。運気は上向き。いい感じ。
▼3rd Levi Siver(USA-0)Ⓒ pwaworldtour.com_John Carter
2016-11-06_3_ac16_wv_siver_air
リーバイ=今日はのっけからちょっとツイていなかった。セミファイナルの最初の波で、ボトムターンでバウンドして、セットの波に巻かれてマストを折った。多くの時間を失った。並の選手ならそこで消えるところだが、リーバイは新しい道具を手にすると、すぐに高得点を叩き出してサバイブした。リーバイは、いつの間にかホキーパの波とのシンクロしている。波のポケットでバーチカルなスナップを決めたかと思うと、そこからストールして、待って、待って、ようやく掘れたセクションでパーフェクトな360をメイクしたりする。さすがは2013年の『アロハキング』最近は渋さも加わり、カッコいい。
▼4th Bernd Roediger(US-1113)Ⓒ pwaworldtour.com_John Carter
2016-11-06_4_ac16_wv_bernd_goiterロディガー=セミファイナル、2つのスラッシュバックから教科書に載せたいくらいのきれいなゴイターをメイク、9.43ポイントを叩き出してファイナルに進出。さらにファイナルでも、スナップターンからゴイター、一旦巨大なホワイトウォーターに姿を消すも、最後はそこから脱出してギャラリーを湧かせた。まだユース世代の20歳。時折動きに硬さが見られたが、随所で伸びやかに躍動した。バーンド“爆発する日も近いだろう”ロディガーである。