《Day 4_2 / 進化するクラシカル・マニューバー》
続けて行われたクォーターファイナルで気になった選手について。
ケビン・プリチャードは40歳だが、まだまだ上手い。波を見る目が優れているし、スピードもある。グラハム、アレックス、カウリとのヒートでは、一人で何度もエアーを決めて、それを次のライン、次のターンへとつなげていた。彼のマニューバーを古い、という人もいるみたいだけれど、僕にはそうは見えなかった。いろんなトリックができるコンディションになると、その印象が変わってくるのかもしれないけれど。
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カイ “ウォーターマン” レニー & バーンド・ロディガーは、24歳と20歳。言うまでもないことだけど、若いのに上手い。さすがローカル。選波眼が良く、ダメな波には手を出さない。いい波にいいところから乗り、最高の(常人には間に合わない、と思われる)タイミングで技を仕掛ける。
ロディガーのリップの真下から仕掛けるレイト・ヒット・リッピングは8.88ポイント。カイの6本のボトム&トップターン、エアー、ラウンドハウスカットバック、レベルの高いダウン・ザ・ラインは9.25。
この日のコンディションでそうくるかというラインを描いて、しかもメイクしちゃうんだからね。彼らはコンディション次第で速いベテランにもなれるし、超ラディカルな若手にもなれる。ここでは無敵か? 明日以降が楽しみだ。
*セミファイナル/ベスト8 進出選手
リーバイ・サイバー (USA-0)
マルシリオ・ブラウン(BRA-105)
モーガン・ノイロー(HI-101)
ロビー・スイフト (K-89)
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ケビン・プリチャード(US-3)
バーンド・ロディガー(US-1113)
カイ・レニー (US-1112)
グラハム・イジー (USA-1)
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