《Day 4_1 / JP、ロビー、ヴィクター二回戦で敗れる》
チョッピー。インサイドの風は弱く、しかもそこに押し寄せてくるホワイトウォーターは超パワフル。大会4日目の競技は「難しい(ハードな)コンディション」の「典型」ともいえる状況下で行われた。採点はベスト2ウェイブ・ピックアップ。ヒートは4人2アップで、時間は30分である。
ビッグウェイバー、ジェイソン・ポラコウ(JP)は、二回戦で───カミール・ジュバンとマルシリオ・ブラウンに───負けてしまった。波を深く抉りとるようなリッピングからエアリアル、さらにフローターへとつなぐ流石の波乗りも見せたのだが、最後にホワイトウォーターに捕まってしまった。
帝王ロビー・ナッシュも同じく二回戦で───ケビン・プリチャード、カウリ・シアディ、ロス・ウィリアムスに敗れて───姿を消した。ロビーらしいライディングはあったものの、まだ本当のロビーにはなりきれていないみたいだ。ロビーはこの5月のあたまに骨盤を骨折し、半年振りに海上に復帰したばかりである。なのに試合に出てパフォームした。その姿に『アロハ』と『ロビー』の大きさを見たような気がする。
ワールドタイトルに片手をかけ、最後の仕上げにかかっているヴィクター・フェルナンデスも、まさかの二回戦敗退。ヒート後半までにジョン・スカイとバーンド・ロディガーに差をつけられて、最後に巻かれてマストを折って万事休す。
だがこれで終わりというわけではない。大会はまだ四日目。ダブルイリミネーション(敗者復活戦)も残っているし、第2ラウンドが行われる可能性も十分にある。長い戦いは始まったばかりだ。