《 Day 1 / ヴィクターはいかに登り詰めるのか 》
今期PWAツアーの最終戦『アロハクラシック』が開幕した。初日の今日（10月31日）は本戦への出場権を賭けたプロ・トライアルが行われ、日本の石井孝良と吉武雅博がラウンド2（ベスト16）に進出した（残念ながらファイナルには進めなかった模様）（※文中敬称略。選手の皆様、お許しください）。
本戦が始まるのは水曜日以降とされている。果たして今期のウェイブキングとクイーンは誰になるのか？ と、普通ならこういう流れになるのだが、今年は違う。メンズでは前戦のラトーシュ大会がキャンセルとなったことも影響して、ヴィクター・フェルナンデスが、2010年以来二度目のタイトルをほぼ手中にしている。現在２位のアレックス・ムッソリーニがヴィクターを破るには、この大会でPWAのトップランカーとホキーパローカル達をばったばったと打ち破って優勝し、ヴィクターが４位以下になることが条件になる。さらに現在３位のトーマス・トラベルサは、この大会を棄権した。眼窩/頬骨を骨折し、ドクターストップがかかったのだ。したがって上位のランキングに大きな変動は起こりにくい。でも、だからといって興味が薄れるわけではない。
ヴィクターはどのようにホキーパローカルと戦い、チャンピオンになるのか。今回アロハ三連覇を狙っているモーガン・ノイローや、3×ワールドチャンプのカウリ・シアディ、さらには2013年のアロハキング、リーバイ・サイバーらとのヒートも見てみたい。それにもちろん、日本のヤングガンズの活躍も楽しみだ。大会はこれから。緊張から解放へ。みんなで大暴れしてください。
※日本男子・主な出場選手──石井孝良（J-48）／伊東大輝（JPN-90）／
白方優吏（J-7777）／杉匠真（J-723）／吉武雅博（J-134）
