《タカラとタクマのワールドチャレンジ》
「今年もアロハに参加できるということに興奮しています。早く行きたい。応援・サポートしてくれる方々のためにも、精一杯チャレンジしてきます」
───石井孝良(J-48)
「小さくまとめる演技ではなく、チャレンジの気持ちを忘れずに堂々と波に立ち向かっていってほしい」───石井久孝(孝良君の父)
ニッポンのスーパーキッズ(『Windsurfing-mag. Vol. 1』P10-11参照)石井孝良君(15歳)と杉匠真君(14歳)が、10月25日、マウイに飛んだ。もちろん31日から始まる『アロハクラシック』に参戦するためだ。石井君は去年の『アロハ』のユースクラスで3位。杉君は今年のPWAグランカナリア大会のユース(12-13歳)クラスで準優勝を遂げている。二人は既に世界に注目されつつある。だがユース世代の成長は早く、だからこそ競争も激しい。半年あればライバルとの力関係ががらりと変わることもある。二人はその混沌を抜け出せるか? イエス。今の彼らには、そのために最も必要な熱意があるように僕には思える。
今年は『アロハ』の見方も変わる。そこにいくつかの希望が見られるような気がする。どこまで行けるか。勝敗ももちろん大事だけれど、二人にはそれよりも最後まで思い切りチャージし、チャレンジしてほしいと僕も思う。ゆけ、ニッポンのスーパーキッズ。でっかく飛んで、ぎっちりボトムをフックして、そしてホキーパのリップを蹴り飛ばせ。大会初日から目が離せないな、こりゃ。