台風26号直撃→被災→超復旧
特派員報告=北マリアナ諸島サイパン支部
大野晴光(シーウィンド)
10月の記録的な台風(25日サイパン島を直撃した26号。当時の中心気圧905hPa、最大風速60m/s。北マリアナ諸島における観測史上最強の台風)で、サイパンは全島に大きな被害を受け、現在も一部地域を除き停電断水が続いています。当方『シーウィンド(マリン・スポーツ・クラブ)』も被災を免れず大きな打撃を受けましたが、約3週間の復旧作業により現在はゲストの受け入れが可能な状態です。
11月の2週目からは待望のトレードウインドも吹き始めました。被災したローカルウインドサーファーたちも気分転換にいつもの風に吹かれてウインドサーフィンを楽しんでいます。海に出てみてわかったことですが「カテゴリー5に相当するスーパー台風」とされた26号は、マイクロビーチにも変化をもたらしました。これはいい方向にです。
嵐によって砂が大量に運ばれてきたためにビーチが広くなり、ボード置き場が十分に確保できるようになって、ビーチ際のロックも砂に埋まりました。以前にも増してビーチスタートの練習には最適な環境です。また張り出したビーチのおかげでインサイドはスーパー・フラット海面となり、全開全速ノンブレーキングの高速ジャイブも楽しめます。
トレードが吹き始め、海もさらにウインドサーフィン向きになったサイパンで皆様の来島をお待ちしております。
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