特派員報告=静岡県浜名湖支部
守屋慎二(ウインズ171)
5月中旬までの北西風が南西風に変わって吹き始め、村櫛はナンパラ(南西風)のシーズンに突入しました。
この風は8月下旬まで、日本海に低気圧が入り、南高北低の気圧配置の時に吹き続け、これからのシーズン、特に梅雨明け時(まさに今ですね)は大いに狙い目となります。写真は6月24日の日曜日に撮影したもので、70名ほどのウインドサーファーが出艇しておりました。たいがい一週間に二日くらいは吹くのですが、先週は四日ほどフルプレーニングを満喫することができました。最高です。
さて改めてローカル用語である「ナンパラ」とは、村櫛海岸をサイドショアで心地良く吹き抜ける南西風のことです。
その語源・発祥は、ごめんなさい、私でありまして、10m/sを超える春から夏の南西の強風があまりにもウインドするのに気持良すぎることから勝手にそう名付けてしまいました。村櫛南西パラダイス、略してナンパラ! もう15年以上前の話です。それがいつの間にかお客さんや業界の人のなかに定着して「今日、村櫛ナンパラですか?」みたいな感じで使われるようになりました。ええ、ええ、村櫛の地形的影響により海風がベンチュリー効果(一度圧縮されて風速が速まる現象)で強風になるナンパラは今年も絶好調ですよ。
それにこのゲレンデはどこへ行っても足がつくフラット海面です。風も安定しており、4.5㎡でも7.0㎡でもお手持ちのお好きなセイルサイズで完プレできるのも特徴です。さらに加えて言うなら、引き潮時がベストです。風と潮の向きが逆になるので風上に上らなくてもジャイブし放題。気持ちよくカービングを楽しめるし、またジャイブ練にも最適です。
さぁさぁ、これからほぼ二ヶ月、村櫛ではナンパラの季節が続きます。全国の皆様、冬の北西風だけではなく、暖かいナンパラもどうぞご堪能ください。 ※ただし、一点だけ問題が。この時期は海藻がたっぷりございます。是非ウイードフィン持参でお越しください! お待ちしております。
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