百人百色の接近戦
特派員報告=福岡県福間支部
幸田 太(シーガルイン)
5月26日、福岡県、福間海岸。今年も『シーガルカップ』が開催された。
もう39回目になる。近年は『福津スタンドアップ・パドル・サーフィン選手権』も併催されるようになり ─── 例えば今回ウインドサーフィン100名、SUP150名、ギャラリーを含めると300名を超える人を集めた ─── 本大会は、福間の海のビッグイベントとして定着している。
レースはといえば「当日は吹かないだろう」との予報に反して強風が吹いたおかげで、選手は大いに翻弄され、想定外のドラマが頻発、ギャラリーも含めて大いに盛り上がることになった。シーガルカップの特徴の一つはレベルごとに細かなクラス分けがなされていることで、だからこそビギナーからエキスパートまでがそれぞれの道具で、接近戦を楽しめる。スタートからフィニッシュまで胸のドキドキが鎮まらず、そのぶんレースのあとの達成感も大きくなる。
今大会では十分な風の中、海上スタートのテクノ、国体、ロング、スラロームクラスが各4レース、ビーチスタートのシニア、ビギナークラスはそれぞれ3レースが成立した。みんな疲れたことだろう。さぞかし心地良かっただろうと思う。
レース後には、これもシーガルカップの魅力である、スタッフ・地元の皆様による手作りの夜の大パーティも催された。
レッドブルの飲み放題カクテルブースあり、ダンスあり、じゃんけん大会、一発芸大会などイベントが目白押し。美味しいお酒と食事も楽しみながら、夜が更けるまで互いの健闘を讃えあった。最高だ。
ウインドサーフィンは仲間とやればもっと楽しい。そのことを改めて実感できる濃縮された一日になった。
来年はいよいよ40回(!)の記念大会。みなさんも『シーガルカップ』に来てみませんか? 待ってます。
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