LONGBOARD PROJECT_それからどした? ①
風を得たサーファー艇はこう走る(動画公開)
ウインドサーフィン マガジン第三号『LONGBOARD PROJECT』でお伝えした通り、日本からクラシカル・ロングボードが復活しようとしている。
このことにより複雑化してマニアックになったウインドサーフィンはシンプルになり、わかりやすくなるかもしれない。微風から楽しめるこのボードの復活により、ビギナーやリスターター(復帰組)が増え、それによって中腹から頂点部分ばかりが肥大化して、底辺が萎んでしまったウインド人口ピラミッドが正常な形に戻るかもしれない。
それは簡単なことではない。おそらく時間も要する。でもそのための働きかけが日本で起こり、世界に広がっていく可能性が生じたことは喜ばしいことであり、応援すべきことであろう。
そんなニュアンスの記事を掲載した。本気でそう思っているし、本気で応援したいと思っている(微力だけど)。
だからこの『LOMGBOARD PROJECT』に何か新しい動きがあれば、このサイトでもどんどんお伝えしていきます。
動画をご覧ください。元ワールドカッパーのブルース・ワイリーがリファインした『新ウインドサーファー』プロトタイプのテスト風景です。風はたいして強くない(海面を見ればそれがかわる)。セイルも三角セイルに毛が生えた程度のそれなのに、ボードはズッドーンと疾走していく。迫力がある。ボードが細身だからロケットみたいでカッコもいい。
ボトムはダブルコンケーブで、風が弱くても水を切って進んでいきやすいようにデザインされている。
おそらく3m/sくらいの風があれば、するする、スルスル、ツルツルと海上をジョギングするように走っていける。
多くの人にとって、それは「海に行けば(ほとんど)いつでも遊べる」オール in ワンボードになる。
早く乗ってみたい、ですね。発売は2018年春とのこと。お楽しみに。
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