PWA_ラトーシュ大会二日目。波はあるけど風無し。現在ウェイティング中、とのことである。僕は前戦シルト大会のリザルトを確認している。1位アレックス、2位トーマス、3位ジェイガー。うぬっ、3人ともこの世界では小柄な男たちだ。プロフィールを確認する。アレックス70kg、トーマス61kg(今はもう少し重いのかも)ジェイガー70kgとある。日本人と変わらない体格の彼らがトップ3を占めたのだ。何だか嬉しい。
僕は彼らのライディングを見たことがあるのだが、一番驚いたのはスピードだ。彼らはおそらく、ライトウインドで世界一速いウェイバーではないか、という気がする。ちなみに現在ランキングトップのヴィクターは80kg。微風時の10kgの差は極めて大きなものになる。ラトーシュのコンディションがジャンクになるほど、風がミニマムに近づくほど───つまり「失速」の要素が増えるほど───小柄な三人の勝利の確率は高くなる。さて、どうなることやら。風と海面に注目してこの大会を見てみると、面白いかもしれません。