第31回 逗子市長杯ウインドサーフィンレース
大会レポート:豊岡美枝 写真:播本明彦
長年にわたり地元のウインドサーフィン愛好者に親しまれ、今年で第31回を迎えた逗子海岸の伝統行事「逗子市長杯」。この日も多くの選手が集まり、華やかな大会となりました。
当日は朝から天候が荒れ模様で、競技の実施が危ぶまれましたが、次第に天候は回復へと向かっていきました。
開会式では、逗子市長・桐ケ谷覚氏による「今回も心に残る大会になりますように」との温かいご挨拶で幕を開けました。

その後はウェイティングの時間を挟み、暴風雨も落ち着き、いよいよレースコンディションへ。
コースレース(テクノ、国体、ウインドサーファークラス)には114名、スラロームには38名、合計152名の選手が出場。カラフルなセイルが一斉に広がり、逗子海岸を鮮やかに彩りました。
午前中から残る強風を活かして、まずはスラロームレースがスタート。
ビーチスタート形式で、オープンクラス3レース、ノービスクラス2レース、チャレンジクラス1レースが行われ、応援する仲間たちの声援が響く海岸は大いに賑わっていました。
【スラロームレース結果】
- オープンクラス:女子は若狭夏希選手が圧倒的な強さで優勝、男子は岡村賢ニ選手が制しました。
- ノービスクラス(男女混合):藤村彩子選手が安定した走りで優勝。
- チャレンジクラス(男女混合):佐々木麻緒選手が見事な走りで優勝しました。
続いて行われたコースレースは、11:10にD旗が掲揚され出艇開始。
第1レースは強風と高いウネリの中での戦い。湾内に設けられた短めのコースでは、スタート直後の混戦を抜け出した選手たちが上位に名を連ねました。続いて第2レースへ。
お昼休憩を挟み、13:20にD旗が掲揚されて第3レースがスタート。
午後は風がやや弱まり、ウネリの残る中風コンディションに。第4レースではゼネリコ(ゼネラルリコール)後にブラックフラッグが掲げられ、失格となる選手も出ました。
全4レースが成立し、1レースをカットして成績が決定されました。
【コースレース結果】
- テクノクラス男子:強風を得意とする神田俊斗選手が優勝。
- テクノクラス女子:刈谷優花選手が安定した走りで勝利。
- 国体クラス男子:池田拓海選手がポイントをうまくまとめて優勝。
- ・国体クラス女子:小嶺恵子選手が力強い走りで栄冠を手にしました。
- ・ウインドサーファークラス男子:元逗子市長・長島一由選手が優勝。
- ・同クラス女子:豊岡美枝選手が勝利を収めました。
閉会式は、朝とは打って変わり、梅雨の時期とは思えないほどの青空の下で行われました。
最後は恒例のジャンケン大会で大いに盛り上がり、笑顔あふれる和やかな雰囲気の中、大会は幕を閉じました。


1位 中央 木下 拓万
2位 左 松本 理編
3位 右 山口 翼

1位 左 藤村 彩子
2位 中央 酒井 美岬
3位 右 萬代 恵美

1位 中央 富岡 昭浩
2位 左 平山 裕輝
3位 右 中村 友悠紀

1位 中央 若狭 夏希
2位 左 竹下 昌江
3位 右 藤井 浩子

1位 中央 岡村 賢二
2位 左 戸田 隆一
3位 右 渡邉 昭人

1位 左 刈谷 優花
2位 林 つぐみ
3位 右 廣瀬 こころ

1位 中央 神田 俊斗
2位 左 小山田 柊平
3位 右 橋本 龍人

男子1位 左 池田 拓海
女子1位 右 小嶺 恵美

男子1位 左 ⾧島 一由
女子1位 右 豊岡美枝