NEW EQuipment 2021
FANATIC / GECKO LTD 122ℓ
Designed by Sebastian Wenzel(セバスチャン・ヴェンツェル)
Comment by Akihiko Yamada(JPN-67)
初心者から中級者へのステップアップに最適、乗り手に難しい動きを求めない
フリーライドボード、プレーニングもジャイブもイージーに
▼ 試乗報告 |山 田 昭 彦(JPN-67)
Q このボードの推薦理由を。
山田 一般的なフリーライドセイラーはもちろん、初心者スクール卒業後の初めての1本としても最適なフリーライドボードです。この1本で初めてのプレーニングからスピード感あふれるレイルジャイブまで、長く楽しむことができます。
Q プレーニング性、スピード性について、このボードの特徴を。
山田 最大幅77cmと幅が広く、薄く、全体にフラットに近いデザインを採っているので、安定したプレーニングを実感できます。また初心者がセイルアップやタックするときにも安定性を感じられると思います。
Q ターン性、ジャイブ性、操作性などについて、このボードの特徴は。
山田 プレーニング初心者には重要なフットストラップポジションを通常よりも内側にセットできるため、なかなか足の位置を外側に移動できない人でも容易にストラップに足を入れられます。それはつまりスピード性と操作性が向上するということです。
レイルジャイブに取り組んでいる中級者にとっては、全体的に薄く設計されたレイルと幅の広いテイルが助けになります。よりイージーにジャイブをメイクできるようになるはずです。
Q このボードを買うと、どんな世界が拓けると思いますか。
山田 スクールなどでダガー付きボードに三角セイル、超安定セットに乗っていた人が、そのレベルを卒業したあとに最初に手に入れるボードとして最適です。男性ならば、最初は6.0㎡前後。女性ならば、最初は5.0㎡前後のセイルからスタートして、風速7m/s以下の波の無いコンディションで練習を積んでいけば「次はあのレベルまで」という域に、すぐに到達できるはずです。
Q このボードが乗り手の上達をサポートする部分はありますか。
山田 最大幅77cmの安定感からの走り出し性能が抜群で、これからプレーニングを練習しようというときにボードがしっかり足元を支えてくれます。これによりセイルトリムに集中することができるので、そう、上達は格段に早まります。
Q 多くのニューモデルの中でこのボードの一番の特徴(独自性)は。
山田 ショートボードでの走り出し、プレーニング、ジャイブと、段階を踏んでステップアップしていくのに最適なデザインが採用されてます。乗り手に難しい動きを求めないボードです。
Q 最後にひと押し「PR」コメントを。
山田 初心者から中級者へのステップアップを強力にサポートし、さらにその後も物足りなさを感じさせないボードです。長く楽しんでください。
※本記事は『Windsurfing Magazine Vol.9(2021年4月28日発売号)』より抜粋、ウェブ用に再編集したものです。
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▶︎〈EQ 2021_07 / GA SAILS / COSMIC 7.2㎡〉
▶︎〈EQ 2021_06 / PATRIK / F-CROSS 103ℓ〉
▶︎〈EQ 2021_05 / PHANTOM WINDSURFING / IRIS X MK2_7.0㎡〉
▶︎〈EQ 2021_04 / JP AUSTRALIA / FREEFOIL LXT 115ℓ〉
▶︎〈EQ 2021_03 / LOFT SAILS / OXYGEN 7.0㎡〉
▶︎〈EQ 2021_02 / RRD_POCKET ROCKET 180-E-TECH Y26_120ℓ〉
▶︎〈EQ 2021_01 / SEVERNE SAILS_GATOR_6.5㎡〉