JUBF 学連ウインドニュース《2021.09.29.号》

『インカレ関東支部予選』湘南逗子で開催決定!
特派員報告=日本学生ボードセーリング連盟
広報・櫻井玲海(日本大学)

JUBF Inter-College Kanto Branch Qualifying
JUBF Inter-College Kanto Branch Qualifying

政府の緊急事態宣言解除の方針を受け、今週末(10月2日~3日)例年通りに『インカレ関東支部予選』を開催できることになりました。会場は湘南逗子海岸。去年の鎌倉材木座から逗子にレース海面が変わったことにより、今年はその地(海)をホームゲレンデとする(明治、慶応などの)学生の逆襲があるかもしれません。また今年は4回生に負けじと3回生が上位に食い込む大会が数多くありました。海の上では学年など関係ないと、今大会でも熱いバトルが展開されるだろうと思われます。

なぜそう思うか? 9月26日、今大会の前哨戦ともいえる試合───日本ウィンドサーフィン協会、特定非営利法人KANATAN主催『ジャパンカップ2021』───にその光景を見たような気がしたからです。逗子海岸で行われたそのレースでは、明治大学の選手が1位、3位、4位、6位と上位を占め、3回生が準優勝を果たしました。このことからも逗子においてはホームアドバンテージが強く働くことが予想でき、下級生の地力が確かなものであることがわかります。ビジターの選手や上級生はそのことを念頭において、万全の準備と気合で戦いに挑まねばなりません。
 
 
|| 総勢139名の大バトル「みんなー、沖縄(本戦)へ行きたいかー」

そんわけで私が思う今大会の有力選手は、まずジャパンカップ(以下:JC)で4位に入った中島隼人(明治大学4回生)。レースポイントをまとめる力があり、最後まで崩れにくいのが特徴です。JC6位の三浦圭(明治大学4回生)も見逃すわけにはいきません。何よりこれまで数々のレースで入賞した実績があります。彼が自信と迫力みなぎる走りを見せたとき、勝利への道は自ずと開かれる、といった感じのオーラが放たれます。そして3回生で注目すべきはJCで準優勝した倉鹿野巧(神奈川大学)。去年2回生にもかかわらず団体戦・個人入賞を勝ち取ってからというもの絶好調の波に乗りまくり。数々の大会で4回生を抑えて入賞を果たすなど、いい感じでロングライドを続けたまま、いつプルアウトするのかわからない状態です

レディスでは柳川真奈(上智大学3回生)太田華代(横浜市立大学4回生)小野たえ(早稲田大学4回生)の三名が有力で三つ巴の争いになるかもしれません。どの大会でも入賞を果たし、互いに「強い選手」と認め合っている彼女らです。初めから共にマークを外さず、バチバチの女の戦いが展開されることでしょう。そしてこの三人に割って入る選手がいるとすれば、木幅夢(青山学院大学 3回生)でしょうか。力強い漕ぎ(パンピング)を強みとする彼女です。特にライトウインドのレースが続けば、上位に食い込んでくる可能性は大いにあります。

今年のインカレ関東支部予選には、メンズ95名、レディス44名が参加します。その中で11月に沖縄奥間ビーチで開催されるインカレ個人戦(本戦)への出場権を得られるのはメンズ48名、レディス30名です。奥間の美しい海上を走らずに今年を終えるわけにはいきません。特に4回生にしてみれば、その前に学連レーサー生活にピリオドを打つなんて悪夢でしかありません。夢を見続けるために全員が全力を出し切ろうとします。そこにドラマが生まれます。楽しみですね。選手のみなさん、張り切って突っ走ってください。

インカレ個人戦(本戦)は11月16日〜18日、沖縄奥間ビーチで開催されます(写真は学連のイメージです)
インカレ個人戦(本戦)は11月16日〜18日、沖縄奥間ビーチで開催されます(写真は学連のイメージです)

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▶︎〈学連ウインドニュース 2021.05.14号 / 2020『インカレ新人戦』開催決定〉