Brawzinho @ “Cloud-Break” Fiji

ブラウジーニョ「大きくて長い波」

先(2月23日)に紹介したジェイソンのそれに続き、同日のフィジー・クラウドブレイクにおけるブラウジーニョの動画も紹介しておく。

Marcilio Brawzinho Browne(BRA-105)@ “Cloud-Break” Fiji, 2019 August
Marcilio Brawzinho Browne(BRA-105)@ “Cloud-Break” Fiji, 2019 August

ブラウジーニョは「この日」について、あまり多くを語っていない。彼のフェイスブックには「Such great times sailing Cloudbreak」とあるだけだ。でもこの動画を見れば彼の凄さはよくわかる。

Marcilio Brawzinho Browne / マルシリオ・ブラウジーニョ・ブラウン(BRA-105)─── 2013年PWAウェイブ・ワールド・チャンピオン。2019年PWAウェイブ・ランキング2位。30歳。ポートのオンショアのポッゾでも、スタボー・サイドショアのホキーパでも、スタボーの風に大波がブレイクするジョーズでも、ポートの大波ポイントであるこのクラウドブレイクでも、ブラウジーニョはいつだって、どこでだって上手いのだ。

世界最強のオールラウンド・ウェイバーの一人であることは間違いない。ブラウジーニョはそのポイントに描けるマニューバーのすべてを描き切る。この動画を見ると、クラウドブレイクの波がいかに大きく長いマシンブレイクであるかがよくわかる。ダイナミックな波とシンクロする際の緊張や喜び、不安や高揚、ボードを抑える両足の疲労までもが伝わってくるように思える。

一瞬にして消えてしまう鋭く芸術的なマニューバーを何度も刻み、何度もビッグエアーをぶちかます。見ているものは「ここでそれか!」と何度も驚き、共感し、そして嘆息することになる。すごっ、気持ち良さそ、ふぁ~あ、でもブラウジーニョがいてよかった、というように。

Braw at Cloudbreak from Marcilio Browne on Vimeo.

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