『IWT 御前崎 ジャパン カップ 2019』大会2日目(3月6日|水)

IWT 御前崎_Day 2
ロングビーチは曇天、無風、ヒートはキャンセル
でも会場は「トップライダーの華満開」

1_IMG_0058午前11時、選手の車が停められている本部近くの駐車場を歩いてみる。風が弱いので雰囲気はまったりしているが、僕の鼓動は激しくなる。そこにはトップライダーの顔、顔、顔。彼らは笑みを浮かべてファンの記念写真撮影に応じたり、スケボーしたり、サーフィンをしに海に出て行ったりするのだが、僕の緊張感だけが高まっていくような気がする。

当初はエントリーリストになかった選手もいるので、ここに主要な外人選手を改めて列記しておく。
▶︎モーガン・ノイロー(HI-101 / 初めてアロハクラシックを連覇──2014-’15──した男 / 2018 IWT ランキング3位)
▶︎グラハム・イジー(USA-1 / 6度目の来日、ファンにも優しいナイスガイ。だがライディングはパワフルでしかも繊細)
▶︎リーバイ・サイバー(USA-0 / マウイのミスター・ダウンザライン。子供の頃、御前崎の大会で流されたこともある)
▶︎バーンド・ロディガー(US-1113 / 22歳、若きナッシュのトップライダー。波乗りもジャンプもトリックもキレキレ)
▶︎ジェイク・シェテウィー(US-25 / 18歳のマウイローカル。日本の石井孝良、杉匠真らと同世代。次代の頂点を狙う)
▶︎アントワン・マーチン(F-193 / バーチカルでエアリーで型破り、笑顔の似合う危険な男 / 2018 IWT ランキング1位)
(以上ライダース・リスト順。※この他にも多くの外人選手がエントリーしている)

Antoine Martin(FRA-193)& Morgan Noireaux(HI-101)
Antoine Martin(FRA-193)&  Morgan Noireaux(HI-101)

日本のホープ、石井孝良、杉匠真、橋本洋、松井晴、石井颯太、生駒篤樹、小林悠馬、白方優吏、板庇雄馬ら(名前を挙げればきりがない日本のヤングガンズ)が彼らと戦う。会場でIWTのボスであるシメオンさんとPWAのヘッドジャッジでもあるダンカンさん(今回も去年の『アロハクラシック』と同様、IWTとPWAはコラボしている)と立ち話をしたのだが、彼らは日本の若手の層の厚さに驚いていた。「(日本の)彼らにも間違いなく勝つチャンスがある」と言っていた。

この大会のユースの結果は「PWAワールドツアーにも反映されることになるだろう(この大会の結果がPWAの予選のような扱いになる?)」ということだ。世界のトップイベントへの出場権がかかるとなれば、さらに若い選手らのモチベーションが上がるのは間違いない。今年はサーフィン界の五十嵐カノアのような選手が日本のウインド界にも生まれるかもしれない。ホントにもう、楽しみで仕方がない。

明日のライダーズ・ミーティングは朝8時。いつもより早い時間に設定されている。風が吹く確率が高いからだ。この夜が明ければ御前崎ロングビーチは、きっと希望と緊張感に包まれることになる。平日の木曜日だけれど、時間を作れる方は是非現地にお越しください。エポックメイキングな1日になるかもしれません。

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