【PWA The Final_99 Aloha Classic 2016】Day 14_1

《Day 14_1 / 杉、石井、白方、アマチュア・トップ8に揃い踏み》

11月13日、大会14日目(最終日)。一週間ぶりのトレードウインド。波は頭からオーバーヘッド。まずはこの日、プロクラスとともに行われた『アロハクラシック・アマチュアクラス』のファイナリストとその順位をお伝えしておく。

1位=アリエロウ
2位=杉 匠真(14歳)
3位=マックス・シェテェウィ
4位=ジラーデン
5位=グラーソン
6位=石井孝良(15歳)
7位=デカーストロ
8位=白方優吏(20歳)

ベスト8のうちの3人が日本の若手だ。僕の手元にはまだ断片的な情報しかないのだが、彼らは大いに大会を盛り上げたみたいだ。白方選手は第1ヒートでベストウェイブポイントを獲得した。(二日目に行われたユースクラス・U-21でも2位と3位になった)杉君と石井君は、いくつかのヒートをトップで勝ち上がった。ファイナルは───それはこの日最後に、ほとんど風がなくなった時間に行われたため───苦しいヒートになったけれど、それでもやり切り、立派な成績を残した。

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Takuma Sugi(J-723)ⒸJose Piña

いやまあ本当に立派すぎる。ふと思ったのだが、贔屓目なしに彼らはある部分では、テニスの錦織圭に似ているところがある気がする。はじめから日本のトップを目標にはしていない。錦織選手がほとんど最初から世界を、ウインブルドンなどの四大大会で優勝することを目指していたように、彼らもはじめから世界のトップに立つことを目標にしているように見える。
もしかしたら、長いあいだ日本と世界のウインド界が遠く離れていたことが、今になって───ダイレクトに世界を見るのが当たり前になった───彼らの成長にプラスの効果をもたらしているのかもしれないという気もする。

日本には、彼らの他にも有望な若手ウェイバーがいる。でもここでは名前は出さない。安易に名前を出せば、彼らのプライドを傷つけることになるかもしれない。彼らは出るときには出る。いずれ、いや近いうちにきっと頭角を現してくる。その時のことを想像すると胸が躍る。
もしかしたら、というかかなり高い確率で、日本はマウイやポッゾと同様の、世界に通じるウェイブ激戦地になるかもしれない。いや、本当に。楽しみですね。

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Takara Ishii(J-48)ⒸJose Piña
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Yushi Shirakata(J-136)ⒸJose Piña