《Day 6_4 / 最強のルーザース_2》

ロビー・スイフト───もうひとつのセミファイナルでイギリスのウェイブライダー、スイフトが燃えた。まずは大きなエアリアルで解き放たれて見事に着水、ボトムを抉るターンにつないで、最後に360をクリアに決めて締めくくり。かと思ったら、その後に質の高い2セットのターンをメイクして、ロングライドを完成させた。これまた文句なし。「ウェイブ暦16年で初めてのパーフェクト10」である。
現在ランキング5位の彼は、深いターンとバーチカルでパワフルなラインを持ち味にしている。でも僕の予想ではダークホース的存在だった。いや本当は△印さえつけていなかった。すみません。

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Robby Swift(K-89)Ⓒpwaworldtour.com_John Carter

カミール・ジュバン───今大会でコンスタントに一番目立っていたのは誰かといえば、カミールかもしれない。出身地にちなんだ「グアダループ・エアライン」という異名も持つ彼は、とにかくよく飛ぶ。波の滑走路をダウン・ザ・ライン、ジュバーンとターンを切って、フェイスのカタパルトから飛んでいく。大きく、滞空時間長く飛び続ける。そしてルックバック(反り返り)エアリアルなど、お客さんやジャッジに対するサービスも忘れない。マシンのように飛び、人間的にアピールする。その良質な空の旅は、もちろん水上での周到な準備によって実現する。ジャンプがカウントされないコンディションでもよく飛べる彼は、どんな会でもマークされる存在である。

それではみなさん、また明日。

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Camille Juban(GPE-8)Ⓒpwaworldtour.com_John Carter